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ロールス・ロイスが脱炭素において、先導的な役割を果たすと発表

新型コロナウイルス感染防止のため、世界の様々な都市で都市封鎖や活動自粛が行われ、経済に大打撃を与えています。一方で、大気汚染などの地球環境が改善したという予想外のニュースが世界中から飛び込んできました。しかし、都市封鎖や活動自粛が地球環境に好影響を与える反面、経済的なこのような状況が継続することは望ましくありません。特に、航空業界はコロナの影響で大打撃を受けていますが、飛行機の環境負荷低減は依然として求められています。このような厳しい状況でありながらも、ロールス・ロイスは、2030年までに事業活動において二酸化炭素排出量をゼロとすることと、新製品や新技術を通じて、2050年までに事業を展開する業界がネットゼロを達成できるよう、先導的な役割を果たすと発表しました。

発表された声明は以下の通り。

・このプロジェクトは、地球温暖化を摂氏1.5度以下に抑えるというパリ協定の目標に沿って実施されます。
・航空、海運、鉄道、発電など経済の重要な部分が、2050年まで炭素ゼロを達成できるようにするために、技術力を活用して主導的役割を果たす。
・会社や業界が定めた炭素削減目標や目標に対する進捗を継続し、加速させるように努める。
・研究開発(R&D)への投資を継続し、これまで以上に効率的な製品や気候問題に対する解決策を追求する。
・今年中に明確なロードマップを公表し、2050年までにネットゼロになるための道筋を示す。

ロールス・ロイスのCEOであるWarren East氏は、発表した野心的な目標について、『パンデミックが世界の輸送産業に与えたダメージにもかかわらず、ロールス・ロイス社は厳しい地球規模の気候目標を達成するために突きつけられた「大きく複雑な課題」に対処する準備ができている。パンデミックは、我々の業界と企業に直接的かつ明白なプレッシャーをもたらしたが、世界が直面している長期的な課題が消えたわけではない。このパンデミックの向こう側の世界は、経済回復のために私たちが生み出す電力を必要としているだろう。その電力をより持続可能なものにし、ネット・ゼロにすることを求める声は、これまで以上に強くなると確信しています』と述べています。

ロールス・ロイスは発表した野心的な目標を持って、ゼロエミッションに向けた国際的なキャンペーン「Race to Zero」に参加しています。「Race to Zero」とは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向けて主導しているキャンペーンで、ゼロエミッションを目標とする史上最大規模のキャンペーンです。参加する992の企業、449の都市、21の地域、505の大学、38の大口投資家を合わせると、世界のGDPの53%、CO2排出量の23%をカバーしており、人口でいえば26億人以上が参加することになります。

現在の最優先事項は健康を守ることですが、それと同時に気候変動に対処することも優先事項であることは変わりません。COP26は2021年に延期されることが決まりましたが、変わらず気候変動問題解決への取り組みを進めなくてはなりません。ロールス・ロイスの新技術、新製品に期待したいですね。

Source:https://www.rolls-royce.com/media/press-releases/
Photo:ロールス・ロイス

(エコイスト編集部)


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