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再生可能エネルギーを塩に貯蔵!?

バイオマスや水素など、あらゆるものからエネルギーを作る方法が研究されていますが、今回発表された新しいエネルギー貯蔵システムの原料はなんと塩です。スウェーデンの電力会社Vattenfallと同国のSaltX Technology社は共同で、太陽光と風力から発電されたエネルギーを「塩電池」に保存する試験運用を始めました。

SaltX Technology社が開発した「塩電池」は、ナノ素材でコーティングされた塩の結晶を使います。これを電気で加熱し、熱エネルギーを蓄えて必要に応じて排出します。実験段階では、従来の水を利用した貯蔵方法の10倍ものエネルギーを、数千回繰り返し蓄えられることが証明されています。更に数ヵ月に渡り貯蔵することができ、この間のエネルギーの損失もないと報告されています。

どの程度の量の塩を使用できるか、記憶媒体がどれぐらい迅速に反応するか、またプロセスをどのように制御できるかなど、試験運用の期間にさらなる重要なデータが収集され、実用の可否が判断されます。

このプロジェクトは2019年夏の終わりまで、ベルリンにあるロイター火力発電所で行われる予定とのこと。 「塩電池」の試験運用はロイター発電所の長期再建の一部で、2030年までにVattenfall社が全ての石炭を完全に廃止する計画の第一歩です。

(エコイスト編集部)

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