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環境に優しい輸送手段、Eフェリー「エレン号」

 8月15日早朝、世界最大のオール電化フェリー「エレン号」が、デンマーク南部にあるエーロ島セービー港とアルス島フィンシャウ港を結んだ初の商用航海を実施しました。この革新的Eフェリーは、世界有数のエネルギー貯蔵会社でスイスに本社を置くLeclanché社製の大容量のバッテリーシステムを動力源に採用。約30台の車両と200人の乗客を運ぶことができます。

 この定期フェリー初運行を祝い、地元ではイベントを開催。完全運航は数週間以内に始まる予定です。また今回の取り組みは、地域住民に環境に優しい輸送手段を提供することを目的とする、2015年から始まったデンマークのプロジェクトの一環。ホライゾン2020やイノベーションプログラムを通じて、欧州連合から資金提供を受けています。

 Leclanché社のCEO、アンリ・スリヴァスターヴァ氏によると「『エレン号』に使用したバッテリーの容量は4.3 MWhと、商業的な舶用推進力において新たなマイルストーンとなるもの。一年間で2,000tのCO2、42 tのNOX、2.5 tの微粒子、1.4 tのSO2の大気中への放出を抑制します。これは化石燃料をクリーンエネルギーに置き換えることで、地域社会の幸福のために地球温暖化や汚染との闘いに貢献できることを示しています」とのこと。

 Leclanché社が提供するバッテリーシステムは、安全性に優れた高エネルギーのG-NMCリチウムイオン電池を使用。バッテリーとトランスミッションを統合した独自のシステムで設計されており、比類のない運転効率を実現しています。 段落

(エコイスト編集部)

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