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Cheers!再エネ醸造ビール!

世界中で愛される飲み物のひとつといえば「ビール」。海外旅行でその地域ならではのビールを楽しむという方も多いのではないでしょうか。世界中で楽しまれているビールですが、定番の銘柄といえば「バドワイザー 」はランクインしますよね。赤いラベルで、癖がなくさっぱりとした喉越しは、ビール好きなら一度は飲んだことがあるはず。

そんな世界中から愛されるバドワイザーを製造し、ビール業界の世界シェアNo.1を誇るABInbev社(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)が、ドイツの再生可能エネギー会社BayWa r.e.社と契約を結び、ヨーロッパの醸造所で使用する電力のすべてを再生可能エネルギーにすると宣言しました。

発表によると、両社は10年間の仮想電力購入契約(VPPA)を結び、BayWa r.e.社がスペインに建設する太陽光発電所2カ所から電力が供給されることになるそうです。2カ所のうち1カ所は、バドワイザーソーラーファームと呼ばれ、AB InBev社の醸造所に年間、毎時250ギガワット時の電力を供給する予定です。しかし、現在はまだ稼働しておらず、稼働開始までの2022年3月頃までは、BayWa r.e.社がスペイン・サラゴサに持つLa Muela風力発電所から、毎時75GWの電力が供給されるとのこと。

ABInbev社は2017年3月に、2025年までに使用する電力をすべて100%再生可能エネルギーにすることなどを盛り込んだ「2025年サステナビリティ目標」をすでに宣言しており、今回の発表はこの一環となるものです。ABInbev社の欧州社長は、「醸造業者として、私たちは自分たちのビール造るうえでホップや大麦、酵母といった自然の素材に頼っています。そのため、持続可能性は当社のビジネスの一部というよりも、私たちのビジネスそのものだと考えています」と述べています。

ABInbev社はすでにアメリカで、エネルギー・グリーン・パワー社との契約により、オクラホマ州にサンダーランチ風力発電所が建設され、アメリカ事業に必要な電力の約50%が再生可能エネギーで賄われています。そして、今回の契約でABInbev社の西ヨーロッパの14の醸造所と、バドワイザーを含む50以上のブランドがカバーされ、欧州企業による太陽光発電案件としては過去最大となります。今回、契約を宣言した西ヨーロッパで醸造されたバドワイザーにも、100%再生エネルギーで醸造されたことがわかるマークをつけるそうです。

ちなみに、ABInbev社は南アフリカで、地元の太陽光発電所と電力契約販売(PPA)を結び、南アフリカにある7つの醸造所で再生可能エネルギーを使用するといった発表もありました。ABInbev社が2025年までに使用する電力をすべて100%再生可能エネルギーにするのは、そう遠くない未来のようですね。

昨今、Amazonが2030年までに自然エネルギーの割合を100%にするために3つの再生可能エネルギープロジェクトをスタートさせたり、マイクロソフトが1975年の設立以降に排出したカーボンを2030年までに除去すると宣言したり、多くの企業が事業を再生可能な資源で運営していこうとしています。我々消費者の側も、購入する製品に対して”グリーン”な選択という視点をもつべきではないでしょうか。

Source: https://www.baywa-re.com/en/news/details/
Photo:アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン

(エコイスト編集部)

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