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デニムメーカーのコントール社のサステナビリティ

デニムといえば丈夫で長持ち。一本のデニムは、一人の所有者が長く履き続けることもあれば、古着として何人もの人にリユースされることもあります。使い方によってはサステナブルなファッションアイテムともいえるでしょう。

そんなデニムの世界三大ブランドに数えられるLeeとWranglerを展開する米国のコントール社は4月22日、アースデイ50周年のこの日を記念して、気候変動に対するLeeの新たな取り組みとWranglerのこれまでの成果を発表しました。

Leeが新たに発表した生産工程における4つのサステナビリティ目標は下記の4点。
・所有する施設、また運営する施設の全ての電力を再生可能エネルギーで賄う
・原材料は全て、持続可能な方法で育てられるかリサイクルされたコットンとする
・「持続可能な合成繊維」を50%以上使用する
・「Indigood」の商品を毎年増やす

具体的な方法は明らかにしていませんが、いずれも2025年までに達成することを約束しています。「持続可能な合成繊維」とは、サトウキビなど植物由来のバイオポリエステルや、石油化学製品などのリサイクル資源に由来する繊維をいいます。「Indigood」はインディゴ染めの新しい方法で作られた製品。水の代わりに泡で染めることで、従来と比べて、使用する水の量は100%、エネルギーは60%、廃棄物は60%、それぞれ削減することが可能になったといいます。ラングラーではすでにこのIndigoodの製品が販売されています。このほか、リーでは土に還るデニムコレクション「back to Nature」を展開。金属のボタン部分を除きリネンコットン100%で作られ、堆肥化が可能だといいます。

Wranglerは、生産プロセスにおいて2020年末までに55億リットル以上の節水を目標に掲げていましたが、2008年から2020年4月現在までの期間で、70億リットル以上の節水を達成したとのこと。デニムの製造には水が必要不可欠。デニム1本を染めるのに、プール1個分に相当する約950Lの水が必要だといいます。Wranglerでは、廃水処理システムを改善し、使用した水のリサイクル率を向上。ビンテージ感を表現する脱色などに必要な酵素の利用法も改善し、品質を落とすことなく水の使用量を減らしているといいます。

Wranglerは今年後半に新たな目標を設定し、生産に関わる業者と協力し更なる節水に努めると宣言しています。グローバル企業が環境対策に前向きになることは、消費者へのインパクト以上に、提携する大規模経営の農家や国際展開する流通業者の変化を促す可能性も秘めています。業界最大手のメーカーには、積極的に気候変動対策に取り組み、世の中全体が環境負荷を減らす方向にシフトするためのリード役となることを期待します。

Source:https://www.kontoorbrands.com/news-media/feature-story/10138/
Photo: Kontoor Brands, Inc.

(エコイスト編集部)

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