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エコなカーゴバイクで配達

ネットショッピングは出歩かずに何軒ものお店を見ることができ、家まで届けてくれる点がとても便利ですよね。この便利さは、輸送会社のおかげで成り立ち、経済活動や生活を支える重要な役割を担っています。しかし一方で、トラック輸送によって、大気汚染の原因となる物質を排出したり、地球温暖化の一因となる二酸化炭素などを排出したりと、地球環境の面においては問題視されています。この点については、運送業界も対策に乗り出しており、モーダルシフトを推進するなど、世界中の輸送会社が気候変動問題や大気汚染問題に対して取り組んでいます。国際輸送物流会社DHL 社もそのうちの一つで、この度、マイアミでエコフレンドリーな低電力電気アシストカーゴバイクを試験導入すると発表しました。低電力電気アシストカーゴバイク?という方も多いと思いますが、カーゴバイクとは荷物運搬用自転車のことです。その荷物を運搬するための装備が施された自転車に、人の力を補うための電動アシストが付いているのが低電力電気アシストカーゴバイクです。

発表によると、DHL Expressは北米最大のモビリティ・物流ハブの運営会社であるREEFテクノロジー(REEEF technology)と提携し、マイアミ全域の配送用に4つの低電力電気アシストバイクを試験的に導入しました。作りは三輪自転車のように車輪が3つで、貨物コンテナが付属しており、最大重量は400ポンド(約181kg)、体積は60立方フィート(約1.69立方メートル)となっています。今回の試験導入で、年間101,000kgのCO2削減が見込まれています。DHLはマイアミ以外でも、すでにヨーロッパのいくつかの都市でカーゴバイクを使用しており、ニューヨーク市では交通渋滞の緩和と二酸化炭素排出量の削減のためのパイロットプログラムに参加しています。

これまでのカーゴバイクの導入は、DHLグループの「GoGreen環境保護プログラム」の一環として導入されてきました。GoGreen環境保護プログラムは、温室効果ガスや地域の大気汚染物質の排出を削減または回避することが主な目的とされ、「2050年までに物流に関連するすべての排出量をゼロにする」という目標が掲げられています。この目標に対しDHL社は、『野心的な目標だが、新しい技術や従業員の献身と専門知識を活用し、顧客やパートナーと協力することで達成できる。』と自信をのぞかせています。

気候変動や大気汚染問題に対しては、輸送会社の努力も大切ですが、消費者である私たちも荷物を一度で受け取る・まとめて配達依頼するなど、輸送にかかる環境負荷を減らすことは可能です。そう難しいことではないと思いますので、出来ることを一つずつやっていきましょう。

Source:https://www.dhl.com/us-en/home/press/press-archive/2020/
Photo:DHL 社

(エコイスト編集部)

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