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おもちゃもリサイクルで生まれ変わる

おもちゃは子どもの情操を豊かにし、社会性を高めるなど、教育に大きな影響を与えるアイテムです。子供の年齢が上がるにつれて興味の幅が広がることで、おもちゃも年齢とともに種類が変わっていきます。子どもが遊ばなくなったおもちゃは、きょうだいに譲ったり、児童館に寄付したりと、使える状態であれば捨てられるということはありません。しかし、壊れていたり、汚れが目立ったりするおもちゃは捨てられてしまいます。おもちゃをゴミとして捨ててしまうならば、新しい何かに生まれ変わるリサイクルのシステムがあれば良いと思いませんか?

アメリカを代表する世界規模の玩具メーカーHasbro社は、TerraCyle社と提携し、イギリスでおもちゃのリサイクルプログラムを始めると、2020年6月に発表しました。おもちゃのリサイクルプログラムで回収されたおもちゃは、植木鉢や公園のベンチなどを造るための素材にリサイクルされるとのこと。リサイクルの方法は簡単で、TerraCycle社で会員登録をし、不要なおもちゃを箱に詰めて配送用のラベルを箱に貼るだけ。回収出来るのは、フィギュアや人形、ボードゲームで、バッテリーやベビーサークル、自転車などは回収不可となっています。ちなみに、ドイツ・カナダ・ブラジル・アメリカでも既にリサイクルプログラムを導入しています。

おもちゃのリサイクルプロブラムは、Hasbro社の環境の持続可能性に対する継続的な取り組みに基づいています。Hasbro社は、2010年には結束バンドを廃止し、2016年には、How2Recycle®ラベル(※1)を追加、2018年には植物由来のバイオPETを使用したおもちゃの製造など、長年に渡って取り組んでいます。そして、2020年からは、新しい玩具や玩具のパッケージに使用するプラスチックを段階的に廃止し、2022年末までにプラスチックをほぼ全廃することを目標としているそうです。

おもちゃは、映画トイストーリーのウッディとアンディのように一生の友達になるかもしれません。なるべく修理したり、人に譲ったりして、大切に長く遊ぶことがおもちゃにとっても、環境にとっても良いことだと思います。それでも、捨てなければならない時がきたら、ゴミとしてではなく、新たな製品のための資源として回収してもらう道を選んであげてくださいね。

※1
How2Recycle®ラベル:リサイクルが可能な製品にラベルを貼り付けることで、消費者に対して正しいリサイクル方法を啓蒙するプログラム。米国の環境NPO Green Blueが展開するワーキンググループのSustainable Packaging Coalitiongが推進している。P&G・マクドナルド・ケロッグなどの消費財・小売の大手企業らが参画している。

Source:https://csr.hasbro.com/en-us/toy-recycling
Photo:Hasbro社

(エコイスト編集部)


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