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英国マクドナルドにEV充電ステーション登場

異業種の企業同士がタッグを組むコラボレーションは、これまでになかった商品やサービスなどを生み出すことで、新たな価値を創造します。パートナーシップを組むことで、彼らが単体ではなし得なかったことを実現させるのです。そして、イギリスでは、マクドナルドに電気自動車(以下、EV)用の急速充電ステーションを設置することになりました。

マクドナルドは、イギリス・ハンプシャーに拠点を置き、EV充電ステーションを開発・設置・所有・運用しているInstaVolt社との新たなパートナーシップを通じて、急速充電ステーションを導入する計画を2020年6月に発表しました。InstaVolt社の急速充電ステーションは、125kWでの充電が可能で、20分以内に80%の充電が可能とのこと。今回のマクドナルドとの提携は、イギリスの大手外食チェーンとしては初の試みでありました。サービスステーションを住宅街や職場以外の便利で認知度の高い場所に提供することで、ドライバーにとっては急速充電を利用しやすい環境となります。

マクドナルドは、InstaVolt社とのパートナーシップにあたり、EV導入の障壁を明らかにするための調査を実施しました。そして、その結果、以下のようなことが判明しました。

  • EVを購入する際の障壁として、54%の人が便利な充電場所がないことを理由に挙げていました。
  • しかし、このグループの67%は、この状況が改善されたらEVの購入を考え直すと答えていました。
  • また、10人に7人が外出先で充電場所を探す苦労を心配していました。

    さらに、充電時間に対する誤解も購入の障壁となっていると述べられていました。
  • ほとんどの人が、EVの充電には1時間以上かかると考えていた。
  • しかし、43%の人は、20分で80%の充電が可能であれば、EVの購入を検討する可能性が高いと答えていました。

このような調査結果から、イギリス全域にEV充電ステーションのネットワークを実現させ、EV購入の障壁を緩和するために、マクドナルドとInstaVolt社とはパートナーシップを組みました。そして、2050年までにイギリスの炭素排出量をゼロにするという目標に貢献するとが期待されています。

このパートナーシップは、マクドナルドの持続可能性への取り組み「Scale for Good」の一環によるものです。「Scale for Good」には、気候変動対策、持続可能な食材の調達、パッケージとリサイクルなど、環境や働く人に対しての目標が定めてあります。マクドナルドは、地球環境に対して、「フランチャイズ加盟店やサプライヤーと連携することで、2030年までにレストランやオフィスに関連する温室効果ガスの排出量を36%削減する」という目標を掲げています。また、店舗を運営するためのエネルギーは全て風力発電と太陽光発電で賄うといった積極的な取り組みを行っています。マクドナルド の「Scale for Good」についてもっと知りたい方は、こちらからどうぞ。https://corporate.mcdonalds.com/corpmcd/scale-for-good/using-our-scale-for-good.html

EV購入の障壁は、誤解による心理的障壁と環境未整備によるもの、2パターンあることがマクドナルド の調査でわかりました。イギリスのEV所有率が、1300店舗以上あるマクドナルドの店舗の力で、どれほど上昇するか今後も大いに注目を集めることでしょう。

Source:https://www.mcdonalds.com/gb/en-gb/newsroom/article/News.ev_rollout.html
Photo:ecoist

(エコイスト編集部)


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