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新生活様式の公共交通

新型コロナウイルスへの感染を心配し、公共交通機関を使うことに抵抗がある人は、世界的に多いのではないでしょうか。そういったことを背景に、イギリスのArrival社は、安全な移動を支援する機能を兼ね備え、電気で走るバスをが発表されました。

Arrival社は、韓国の現代自動車とその傘下の起亜自動車、アメリカ運送大手のUPSから出資を受けた電気自動車(以下、EV)のスタートアップで、UPS向けにEVバンを10,000台納品することも決まっている会社です。また、本社はイギリスで、アメリカ・ドイツ・オランダ・イスラエル・ロシア・ルクセンブルクにも拠点があるとのこと。

Arrival社より発表された「Arrival Bus」は、従来のような公共交通機関バスのようにも見えますが、コロナウイルス時代に適応した特徴があります。まず、車内の座席を変更できるようになっており、乗客との間隔を開けることができるという点です。そして、ゼロタッチベルと呼ばれる触ることなくベルが押せる仕組みが採用されている点も、不特定多数の人が触れたものを触る恐怖から遠ざけてくれます。さらに、車内の電子掲示板には、通行ルートの混雑状況が表示される機能も備わっています。

Arrival BusはEVですが、従来の燃料で走るバスの価格に匹敵する値段で販売されます。すなわち、購入者はArrival Bus購入後、燃料代を購入する必要がなくなります。この低コスト化は、車両を平らなスケートボード型のプラットフォーム上に軽量なボディパネルを配置することで実現しているそう。また、これにより、1充電あたりの走行距離を伸ばしてもいるとのこと。

Arrivalは政府や都市とパートナーシップを結び、ゼロエミッションをゴールとする統合化された公共交通のエコシステムをつくる計画を立てています。EVバス分野に参入するArrival社は、中国の「BYD」や、シリコンバレー企業「プロテラ」との競争に直面することになり、今後どんな競争が繰り広げられるか気になるところです。

Source:https://arrival.com/news/arrival-bus-reimagines-public-transportation
Photo:Arrival

(エコイスト編集部)


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