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ZEH/ZEBの取り組みから始まった積水ハウスの脱炭素社会への取り組み

ZEHという言葉、ご存じですか?住宅の気密性や断熱性能を高め、また省エネ設備を採用することで使用する電力を極力減らしつつ、太陽光パネルなど再生可能エネルギーの導入により、エネルギー消費と発電をプラスマイナスゼロにすることを目指した住宅のことです(ビルの場合はZEB)。

高級注文住宅で知られる積水ハウスの手掛けた戸建て住宅のうち、ZEHは既に85%にも(2019年4月~7月実績)達しているそうです。累積では約5万戸近くに及び、それだけの数の住宅がネット・ゼロ・エネルギーを実現しているのです。

実は、積水ハウスは2008年に脱炭素宣言を早々に発表。2017年には国際イニシアチブRE100に加盟し、2040年までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーにすることを目指しています。その取り組みを実質的に支えているのは、長年培ってきたZEHの販売実績です。

これまでFIT制度のもと、余剰電力を電力事業者(国)に高く買い取ってもらっていたZEHのオーナーが卒FITを迎えるにあたり、「積水ハウスオーナーでんき」による買い取りを2019年11月に開始。ゆくゆくは、現状で約700GWhに及ぶZEHの総発電量の一部を買い取ることで、事業所で使用する電力はRE100を達成するという見通しです。この、FITオーナーの不安とRE100への取り組みを一挙に進める取り組みは非常に好評で、これまで卒FITに至ったオーナーの約5割が「積水ハウスオーナーでんき」に加入したとのこと。それだけ期待が高かったということの表れといえるでしょう。

今後、積水ハウスはサプライチェーンのRE100化にも取り組んでいくとのこと。住宅のライフサイクル全体で消費する電気のうち、多くの部分が材料や資材の調達に関わっているとのことで、自社だけでRE100を実現しても全体でのインパクトはそれほど大きなものではないのだそうです。

脱炭素化社会を、事業活動を通じて実現させるには、環境戦略と事業戦略の一体化が欠かせません。それを達成できれば、事業がうまく回れば回るほど環境に貢献できるとはずですね。それをいち早く実現しようとするこのような取り組みが広く普及すれば、次世代に持続可能な社会を残せるのではないでしょうか。

Photo:積水ハウス株式会社

(エコイスト編集部)

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