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子どもたちに食事を無償で提供するロンドンの人気店

 イギリスのインド料理屋「Dishoom」は、ロンドンを中心に7店舗を構える人気店。インド料理というとすぐに思い浮かぶのがカレーですが、店ではカレーだけでなく、チキンティッカやダール、パブバジ、ブリヤーニなどの豊富な種類のインド料理を提供し、ディナーでは行列が絶えない人気ぶりです。そして、このレストランでは“飢えは子どもたちの教育にとって最大の障壁である”という考えから、2015年から恵まれない子どもたちのために食事を寄付してきました。その総数は、実に700万食になるそうです。

 ディナーとランチの料金の一部は、インドのムンバイ市やグジャラート州の幼い子どもたちに、食べ物を提供するのに役立てられます。また、英国内で飢えや栄養失調に苦しむ子どもに健康的な学校朝食を提供する「Magic Breakfast」にも協力しています。このプロジェクトでは、イギリス全国の467の学校に通う、31,000人の子どもに毎日朝食が提供されています。

 今年の9月2日、Dishoomにとって初めての料理本「From Bombay with Love(ボンベイから愛を込めて)」の出版記念パーティーが行われました。パーティーで同社の共同創設者であるシャミル・タクラー氏は、Dishoomが来年2店舗増やすことから、さらにプロジェクトを大きくしたいという考えを示しました。同社では毎年、給食を寄付したインドの学校への訪問を行っていて、タクラー氏は「無料で昼食を提供すると、より多くの女性が学校に行き、適切な教育を受けることができるようになります」と述べました。また、イギリスでは緊縮財政の影響で年々格差が広がっていることから、同社ではこれを食い止めるためにもMagic Breakfastの支援を続けていくそうで、プロジェクトの拡大はDishoomの事業計画にも組み込まれています。

Sauce:https://www.dishoom.com/
Photo:Adobe Stock

(エコイスト編集部)

2019.10.18