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リサイクル発泡スチロールからできた塗料

発泡スチロールは私たちの生活にとても身近なものですが、再資源化してプラスチック製品にしたり、ガスや油として燃料などに再利用するといった、リサイクル特性に優れているのをご存知でしょうか。

そして、今度はリサイクル発泡スチロールをベースとした塗料が開発されました。この技術はチリの科学者2人によって創設されたIdea-Tecで3年間の研究開発の末に完成。その後2018年末に製品の販売をスタートさせ、現在では9種類の製品が販売されています。

塗料自体の作り方はいたってシンプルで、発泡スチロールと有機溶剤、添加物を混ぜ合わせると蜂蜜のような粘り気が出てきて、それをもとに塗料が作られるとのこと。道路にペイントすることに優れている製品があったり、外壁の防水剤に優れている製品があったりと、使用用途によってリサイクル発泡スチロールの含有量を変えて製造しているそうです。

ここまで読まれて、リサイクル発泡スチロールを塗料にすることで、環境にどんな良いことがあるの?と思っている方も多いのでは。実は、この技術により、塗料1錫あたり15.3㎏のCO2排出が防げるようになるのです。

しかしながら、15.3kgのCO2排出が防げると言われても、いまいちピンとこないですよね。

私たちの生活に置き換えてみると、1か月間、1日1時間エアコンの運転時間を短くすることでCO2を2.4kg削減、1か月間、シャワーの時間を1分短くすることでCO2を2.7㎏削減することができます。 生活の中で削減できるCO2の削減量と比較すると、15.3㎏のCO2排出を防げることがいかに効果のあるものかご理解いただけたかと思います。

もちろん生活の中でできるCO2削減も大事です。一人の効果は小さいかもしれませんが、塵も積もれば山となります。 CO2削減を意識することで節約もできるので、小さなことから生活習慣に取り入れていく意識を普段から持っていたいものです。

(エコイスト編集部)

2019.04.06