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プラスチックの過剰廃棄による環境汚染をバナナで減少!

ペルーのベンチャー企業が、使い捨てプラスチック容器に代わる、新素材を使った生物分解性食器を開発しました。その材料として選ばれたのは、なんとバナナの葉です。

ホスエ・ソト氏とロルフ・トーレス・リサラガ氏が設立したベンチャー企業、チェワ・プラント社(Chewa Plant)は、バナナの葉を原材料とした使い捨てプレートを開発。これまで使い捨て容器の材料として多用されてきた発泡スチロールは、廃棄すると自然に分解されるまでに500年という、気の遠くなるような時間が必要です。しかし、バナナの葉が原料のこの食器はわずか2ヵ月で完全に分解されます。

もちろん、この食器が優れているのは自然に分解されるところだけではありません。耐水性や耐熱性などにも優れているそうで、当然ながら、スチレンなどの発がん性物質も含んでおりません。サイズは横22cm×縦16cm×高さ3cmで、価格は100枚あたり100~120ソール(約3,200~3,800円)。

同社は、同国のアマゾン地域の小規模なバナナ生産者と協力しており、適正な価格での取引や、技術指導などを行っています。また、このプロジェクトは、ペルーの生産省の資金提供を受けた新規事業開発プログラム「イノヴェート・ペルー」が創設したコンテストである、「バイオ・チャレンジ」から資金提供を受けました。同社はその資金を活用して、使い捨て食器の製造に特化した機械を設計、製造することができました。

チェワ・プラント社はこの製品をオーガニックレストランや飲料・食品メーカーなどに展開することを目指しています。同社は現在、既に毎月5万品のプレートを生産する設備が整っているそうです。

インドをはじめとする東南アジアでは、バナナの葉は一般的に皿や包装紙として活用されてきましたが、輸送コストなどの問題から、生産地の近くでの利用に限られていました。このプレートであれば、流通の問題もないので世界中で利用することができます。近所のスーパーに、バナナの葉プレートが並ぶ日も近いかもしれません。

Source: https://www.livinginperu.com/peruvians-design-compostable-containers-made-out-of-banana-leaves/
Photo: Chuwa Plant

(エコイスト編集部)

2019.11.08