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「海洋保全」をテーマにしたクリスマス インスタレーション

 世界中のショッピングモールや商店街はすっかりクリスマスムードで包まれ、年に一度の最大のイベントにワクワクしている人も多いのでないでしょうか。今年、特に注目すべきクリスマスのイベントが、イギリスはロンドンの「カーナビー・ストリート」で開催されます。何と、「海洋保全」をテーマにした、サステナブルなクリスマスです!

カーナビー・ストリートは、2019年のクリスマスのインスタレーションとして、海洋保護の慈善団体である「Project Zero」とのコラボレーションを発表しました。海洋保全をテーマに、ストリートを海のように飾り付けます。海に浮かぶ緑の昆布の森を抜けて、明るいピンクの珊瑚礁に入ると、そこに広がるのは深く青い海…、想像するだけで、素敵なクリスマスになりそうですね!

 カーナビー・ストリートを象徴するアーチは海の中のような装飾が施されます。中央には貝殻に包まれた地球が飾られ、まるで真珠のようです。“インスタ映え”間違いなしのスポットなので、写真を撮ることをお忘れなく。看板にはProject Zeroのスローガンである「One Ocean One Planet」も掲げられます。気候変動の悪影響を緩和し、地球上の生命のための持続可能な未来を作るために、すぐにでも行動に移さなければならないというメッセージを、力強く発信していきます。

 ストリートの飾り付けは、魚網を再利用した昆布と、500メートル以上ある使用済みの気泡緩衝材によるサンゴに、1,500本以上の再生プラスチックボトルで作られた魚と泡で飾り付けられます。飾り付けには綿100%の織物と100リットル以上の水性塗料が使われていますが、実はこの塗料、製造の際に動物性油脂など動物由来の材料を一切使っていない、「ヴィーガン・ペイント」で、世界で初めて大々的に使用されるのだとか。また、照明に使用する電力は、100%再生可能エネルギーで賄うそうです。

 当日券はすべて植物性のインクで印刷され、古紙配合率100%の再生紙を使用するなど、徹底して環境負荷の少ない材料に拘っています。また、ストリートのすべてのバーで、100回以上洗浄して再利用できるプラスチック製のパイント・グラスを採用したことで、使い捨てのプラスチックカップが何千個も廃棄されるのを防ぐことができます。

 カーナビー・ストリートと言えば、1960年代にミュージシャンやデザイナーのたまり場として賑わった場所です。モッズやサイケデリックなどの音楽を産み出し、最先端のファッション・ブランドが店を構えるなど、ポップ・カルチャーの一大発信地でした。そのカーナビー・ストリートが、今度は最先端の環境保護イベントの開催地として、注目を集めることになりそうです。

Source : https://www.carnaby.co.uk/news-and-events
Photo:カーナビー

(エコイスト編集部)

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