持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

ガーナのミスコンはアプリ開発で勝負

「ミスコンテスト」という言葉から容姿端麗な女性をイメージしていては、ジェンダー平等の意識が低いと言われてしまいますよ。ジェンダー平等??と頭をかしげた方はいないと思いますが、あえてご説明しますと、SDGsの17の目標で5番目に掲げられているのがジェンダー平等の実現です。社会的・文化的に形成された性別で差別するのではなく、平等に考え、行動しましょうというものです。

ちなみに、「男女の格差」だけにフォーカスして国別に比較した「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」というものが、世界経済フォーラム(WEF)から12月17日に最新版が発表されましたが、日本は世界153カ国中の121位でした。2017年の114位(144カ国中)よりさらに下位となり、主要7カ国(G7)で最低という結果でした。

このように、ジェンダー平等という意識が世界で高まるなか、一風変わった大会が、ガーナで開かれました。参加者が競い合うのは美しさではなく、自ら開発したアプリでした。「Miss Geek Ghana」と名づけられたこのコンテストは、ICT(情報通信技術)分野で女性の活躍を推進するために企画されたものです。参加対象となるのは13歳から25歳までの女性で、参加者は自らの美を磨き上げるのではなく、ガーナの社会・経済問題を解決するアプリを作り、競い合います。上位3名には賞金とビジネストレーニングが授与され、ファイナリストにはプロジェクトの実施と立ち上げを行うための資金も提供されます。

12月5日に開催された優勝したのは、モバイルマネーの盗難防止アプリ「Kasa-Cash System」を開発した、セラシ・ドミ=クウォルンさん。優勝賞金として、10,000GHC(約19万円)、副賞としてラップトップ型PC、1年間のインターネットアクセス権、大会によるアプリ開発支援などが授与されました。

ガーナの女性政治家としても知られる、ユーソラ・オウス通信大臣は、「女性たちがテクノロジーを活用して、様々な国の課題を解決するために、この大会を立ち上げました。若い女性を単なる情報通信技術の消費者ではなく、情報通信技術の推進者として育成し、持続可能な開発目標(SDG)の達成に貢献したい」とコメントしています。通信省によると、大会の主な目的は、女性の情報通信技術への興味・関心を高め、今後5年以内に女性に科学、技術、工学、数学を奨励することで、一人ひとりの女性がガーナや世界中の社会問題に取り組むために、ITによる解決策を開発できるようになることだとしています。また、このコンテストはガーナ中の2%の女性が毎年テクノロジーを利用して課題を解決し、数学を専攻した女性の20%が毎年イノベーションを促進し、SDGsの達成に貢献することを目的としているとも、同省は述べています。

このように、女性の社会進出を後押しするコンテンストが、より一層増えていくことを期待したいですね。

Source: https://msgeek.org.gh/
https://msgeek.org.gh/domi-kuwornu
Photo:ガーナ

(エコイスト編集部)

おすすめのバックナンバーはこちら
「Know One, Teach One」の理念で貧困からの脱却を手助け
ファッションブランドのワークショップを通じて難民を支援

2020.01.08