持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

「見上げる森」を作る建築家

森といえば広く見渡すもの。ところが近年、海外の都市に垂直に伸びる「見上げる森」が出現しています。「ヴァーティカル・フォレスト」と呼ばれるこの都市に生まれた森は人が住む住宅建築です。

イタリアの建築家ステファノ・ボエリさんがミラノに建てた二つの住宅用タワーは、それぞれ80メートルと112メートルと超高層です。この建物に約2万本の樹木や低木、草花が植えられています。これは平面にして、約2万平方メートル以上の森林に相当するといいます。これらの植物が年間30トンの二酸化炭素を吸収し、19トンの酸素を生み出します。このヴァーティカル・フォレストは2018年、世界で最も優れた新築ビルを表彰するRIBA国際賞でファイナリストに選ばれました。

ボエリさんはCNNの取材に「私たちが住む都市やその周辺の緑地を拡大することは、気候の変化を元に戻すのに最も効率的な方法の一つです。ヴァーティカルフォレストは動植物が住む世界を水平垂直的に広げる一つの方法なのです」と語りました。いわば、それ自身が呼吸をする一つの有機体のような建造物。各フロアには15種以上の野鳥も生息しているといいます。

2020.01.17