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街乗りはソーラーカーの時代に

 自らをソーラーシティカーと宣言した、太陽発電による充電のみで走行可能な電気自動車が誕生しました。その名は「Squad」。オランダのスタートアップ企業スクアッド・モビリティ社が開発したこの電気自動車は、太陽発電による充電のみで一日20キロから30キロを走ることができるそうです。

 現在売られている他の電気自動車は二酸化炭素こそ排出しませんが、どこかの発電所で作られた電力を充電する必要があります。しかし、常に太陽光発電で走る「Squad」は100%持続可能なエネルギーで動き、なおかつ充電という手間も省いてしまっているのです。また、特別な充電スタンドを作る必要がないので、普及もしやすいと考えられています。

 Squadの大きさは長さ2m、幅1m、高さ1.6m。基本は二人乗りですが、法律に反しなければ125センチまでの子供二人を後部座席に乗せることもできます。スクアッド・モビリティ社はこの車によって、都市の交通環境を改善しようとしています。それは排気ガスや化石燃料の使用による二酸化炭素の排出がなく、街中での渋滞や駐車場待ちもない、クリーンでスマートな交通環境です。

 大きさに関して、同社HPでは、SUV一台の駐車面積にSquad4台を停められることを強調しています。どうしてSUVと比較するのかと言いますと、家族旅行や休日のドライブにはSUVなど他の車が適していることを認めているからです。つまり、ちょっとした買い物や通勤でしたら、Squadの方が向いているということをアピールているのです。既にあるものを否定するのではなく、適材適所で移動手段を選べるようにすることで、交通環境を改善しようとしているのですね。

 ちなみに最高速度は時速45㎞です。それ以上の速度を街中で出す機会が少ないという理由だといいますが、これに関しては、ニーズや販売地域に応じて、時速80㎞まで出せるバージョンも追って販売するとのことです。

 Squadの小売価格は5,750ユーロ(約70万円)。適材適所で乗り物を選ぶために車を複数台持つには少し高めの価格であるので、カーシェアリングで日常生活に取り入れられたほうが、ユーザーの裾野は広がるのではないかと思われます。

Source:https://www.squadmobility.com/
Photo:スクアッド・モビリティ社

(エコイスト編集部)

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2020.01.22