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野生動物のケアにマスカラが役立つ

メイク好きの方はマスカラを、ロング用・ボリューム用・色付きのなど、用途に合わせてたくさんコレクションされていることでしょう。そのマスカラを使い終わった後は、ゴミ箱にポイっとしていますよね。しかし、アメリカ・ノースカロライナ州に拠点を置く、負傷した野生動物を保護する非営利団体のAppalachian Wildlife Refugは、「使い終わったマスカラを捨てないで!」と呼びかけています。一体なぜでしょうか?

正解は、野生動物の身体についた汚れやすり傷、ダニ、ハエの幼虫を取り除くのに役立つからです。ハエの幼虫が傷口に入った場合、多くの動物にとって致命的となってしまいますが、ピンセットでは傷付けてしまう可能性があります。しかし、マスカラは毛が短いため、皮膚を傷つけることなくやさしく取り除くことが出来るのです。Appalachian Wildlife Refugの共同創設者のキンバリー・ブリュースターさんはCNNに対し、「マスカラのように作られているブラシは他にはない。マスカラによって治療が今までよりはるかに速くなり、必要以上に動物がストレスを受けないようになる。」と答えています。

このアイディアは、キンバリーさんとは別の共同創業者である、サバンナトランサムさんから考案しました。彼女がこのアイディアをFacebookページに投稿し、友人たちに使い終わったマスカラを送って欲しいと依頼すると、衝撃的な反応が帰ってきたといいます。なんと突然、3000人が投稿をシェアし、寄付の方法を質問してきたのです。2017年の投稿が広まって以来、Appalachian Wildlife Refugは15,000本以上のマスカラを受け取ったそうです。寄付は個人・ソロリティ・企業・教会団体・青年団体など、様々な方面から行われ、アメリカ・NBCテレビの犯罪ドラマシリーズ『ブラックリスト』のメーキャップ部門からも贈られました。

キンバリー・ブリュースターさんは、非営利団体であるAppalachian Wildlife Refugを、野生動物の緊急医療施設にすることが最終的な目標だそうです。この広まりの結果、同施設のボランティア人数が30人から60人へと増加し、野生動物の緊急医療施設の設立という目標にも近づいたとのこと。

自分の持っていたマスカラが役に立つならば、寄付をしてみようかな、と思う方もいらっしゃると思います。しかし、大きな反響を受けた結果、今では10月と2月のみの受付となっています。寄付をする前には、マスカラのブラシを石鹸などできれいにすることを忘れないでくださいね。もちろん、マスカラを持ってない方でも、野生動物のためにできることはあります。Appalachian Wildlife Refugのウィッシュリストにある食料や必需品を寄付したり、お金を寄付したりすることで協力することはできますよ。

Appalachian Wildlife Refugのウィッシュリスト
https://www.appalachianwild.org/wishlist.html

Source: https://edition.cnn.com/2020/01/25/us/
Photo: Appalachian Wildlife Refug

(エコイスト編集部)

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