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ワーゲンバスが現代に復刻!

近未来感漂う電気自動車(EV)が続々と登場する中、フォルクスワーゲンがレトロなEV「e-Bulli」を発表しました。この車どこかで見覚えがありませんか?そう、ヒッピーカルチャーを描いた映画や身近なところではお洒落な移動販売車などにも使われている、あのワーゲンバスそのものなのです。

ドイツではブルドックという意味のブリと呼ばれるこの車。ビートルと並んでフォルクスワーゲンの代名詞とも言える名車です。今回発表されたのは、実際にカリフォルニアで半世紀の間走っていたトランスポルター第1世代(通称T1)を完全EV化したコンセプトモデル。ビンテージ車の改良に特化したeClassics社とフォルクスワーゲンが協力して開発しました。

まずはEVになって進化したスペックを。43馬力だったエンジンが82馬力の電気モーターに変わり、最高速度は105km/hから130km/hへと進化。リチウムイオンバッテリーはフル充電で200kmの走行が可能で、40分で80%の充電が可能となっています。充電中は車に乗らずとも、車体後部のLEDインジケーターで充電量が分かります。

スペックだけでなく、外装、内装にも進化のこだわりが徹底されています。2トーンのメタリック塗装と丸型LEDヘッドランプ、タブレットが埋め込まれた天井、デジタルパネルが埋め込まれた旧式のスピードメーター、革張りのシート、ウッドパネルの床材などなど。ワーゲンバス本来のコンセプトを残しつつ、スタイリッシュとアバンギャルドをテーマに、フォルクスワーゲンデザインセンターが過去と現代が調和する近代的なデザインに仕上げました。

また当然のように、スマートフォンアプリなどで、バッテリーの残容量や走行距離、移動時間、エネルギー消費量などの情報を把握することができます。音響設備も当時のレトロなラジオの外観を残しつつ、BluetoothやUSB接続が可能になっています。

こんな魅力的なe-Bulliを手に入れる方法は2通り。完成したe-Bulliを購入するか、お持ちのワーゲンバスを改造してもらうかです。値段はお持ちの車の種類によって変わり、T1は64900ユーロ(約770万円)から、T2は52500ユーロ(約620万円)から、T3は52900ユーロ(約625万円)からとのこと。認定ディーラーには部品キットを提供しています。

フォルクスワーゲンは、2022年にワーゲンバスを完全電気自動車モデルとして復活させる「I.D.Buzz」のプロジェクトも進めています。自動運転すら見据えた超近代型のI.D.Buzzか、懐かしいルックスとモダンなテクノロジーが融合したe-Bulliか。ワーゲンバスのファンにとっては贅沢な悩みとなりそうですね。

ちなみに、eClassics社では今回紹介したワーゲンバス以外にもクラシックカーのEV化を行っています。古い車が好きで好きでたまらない、エンスーなあなたは一度チェックしてみる価値がありそうですよ。

Source:https://media.vw.com/releases/1271#images
Photo:Volkswagen

(エコイスト編集部)

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