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段ボールがキャットハウスに!?

子どもの頃、家にある段ボールを切ったり貼ったりして、自分だけの秘密基地を作ったことがある方は多いのではないでしょうか。段ボール一つであんなに楽しく遊べていたはずなのに、大人になってからはゴミとして捨てるだけ。捨てるだけの段ボールをマガジンラックなどの家具にアップサイクルして、もう一度、創作活動を楽しんでみませんか?

というのは、総合家電・電子製品メーカーのサムスンから販売されている3種類(Serif・Frame・Sero)のテレビの包装に使われている段ボールが、キャットハウス・マガジンラック・サイドテーブル・コーヒーテーブルなど、生活に役立つアイテムに生まれ変わるからなのです。追加のツールは必要なく、各段ボールの側面に印刷されたQRコードから作成方法をダウンロードするだけ。ドット・マトリックス・デザインと呼ばれる小さな無数の点が等間隔に並んでいるため、ユーザーが自分で設計図を描いてオリジナル家具を創り出すこともできます。

サムスンが導入した段ボールは、エコパッケージと呼ばれ、CES2020(※1)でイノベーションアワードを受賞したもの。段ボールは商品を保護のために使用されていますが、その多くはリサイクルされず、アメリカだけでも、1回の利用だけのために毎年約900億個の段ボールが破棄されているとのこと。サムスンは、廃棄の量を削減し、資源の効率的な使用を促進するという目的でエコパッケージングを導入しました。

さらに、新たらしいエコパッケージ展開の一環として、イギリスのライフスタイル誌Dezeen’sと組んで、コンテストを2020年4月6日〜2020年5月20日の間、開催していました。最もユニークかつ実用的なアイディアには賞金20,000ドルと実際に段ボールのアップサイクルアイディアに起用されるとのこと。

サムスンのビジュアルディスプレイ事業製品戦略チーム責任者のKangwook Chun氏は、エコパッケージに対して、「消費者は基本的な価値観や価値観が似ているブランドから購入することが多く、当社のエコ包装によって、環境を重要な自己表現の手段と考える新しい体験をお客様に提供できると考えています。」 と述べています。

段ボールをアップサイクルすることは新しいことではありませんが、アイディア次第でゴミから新しいものが生まれることを気付かせてくれる取り組みですね。切ったり、貼ったりするだけの簡単な工作で、お部屋に新たなアイテムを追加してみてはいかがでしょうか。

※1
CSE:コンシューマー・エレクトロニクス・ショーの略。アメリカ合衆国ネヴァダ州ラスヴェガスで毎年1月に開催される電子機器の業界向け見本市。ドイツのベルリンで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)と並んで世界最大の規模を誇る。毎年、世界中の企業が出展し、新製品や試作品が数多く披露される。

Source:https://news.samsung.com/global/
Photo:サムスン

(エコイスト編集部)

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