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100%リサイクル素材のポータブル充電器

ポータブル充電器が手放せない、という方は多いのではないでしょうか。最近は小型で大容量の便利な商品が増えていますが、あなたが常に持ち歩いている充電器はエコな商品ですか?

イギリスのブライトンを拠点にするgomi designのポータブル充電器は「地球を綺麗にする充電器」として、100%リサイクル素材で製造しています。同社は、この4月にKickstarterで資金を集めたところ、目標の4000ポンド(約53万円)を大幅に上回る29000ポンド(約388万円)超えを達成しました。

目を引くマーブル柄のデザインは、ビニール袋やプチプチなどの廃棄物を溶かして混ぜ合わせることで生み出されたもの。素材はすべて地域の食品卸売業者やその他の企業、個人と直接取引して集めています。同じものは二つとないデザインで一点ものを商品とすることは、持ち主が大切に使うことにつながるといいます。中身のバッテリーは、印刷ミスなど外観の問題から「ワケあり」として商品にならなかったものを、地域のバッテリー製造企業や供給業者と協力して再利用しています。

Kickstarterを利用しているとはいえ、gomi designはすでに世間に知られた存在です。2018年には環境NPO Environment Nowのキックスタートプログラムで資金を集め、今回の充電器と同じく、100%リサイクル素材でのブルートゥーススピーカーを制作。プラスチックを溶かして作るマーブル柄のデザインはスピーカーから引き継がれたもので、今や同社のアイコンとなっています。好評を得たスピーカーにつづき、プラスチック廃棄物のリサイクル量をさらに増やすために、同様のコンセプトで充電器を新たに開発することにしたといいます。

スピーカー以外にも実績の幅を広げていて、ドイツのファッション映画祭ベルリンコマーシャルの記念トロフィーを制作したり、環境に優しい石鹸を販売するSOAP STUDIOとコラボレーションし石鹸台を作ったりもしています。全てのプロジェクトに共通する設計思想は「汚染廃棄物を人々が日常的に愛する大切な製品に変えるにはどうすればよいか」というもの。その上で、充電器の開発には「アートとしての美しさを備えている」「地域で製造し輸送にかかるCO2の排出を回避する」「使用後のリサイクルが簡単な設計」などを基本原則として掲げたといいます。

充電器のサイズは12cm×8cm×2.5 cm。重さは280グラムほど。容量は12000mAhで、同時に2つの端末を充電でき、3〜6回のフル充電が可能です。すべての部品がモジュール式に設計されているため、分解して他の製品の材料へと簡単にリサイクルすることも可能となっています。そして、寿命が来た製品は同社が無料で引き取るということです。

エコな商品というと、どこか自然由来のナチュラルなものをイメージしてしまいがちですが、gomi designの製品は洗練されて都会的、工業的なデザインです。プラスチックのリサイクル品なのでそれもそのはずですが、このマーブル柄にビビッときた方は、ぜひサイトをチェックしてみては。

Source:https://www.gomi.design/
Photo:gomi design

(エコイスト編集部)

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