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ジェネラルミルズもRE100宣言

お菓子やシリアル、アイス、ペットフードなど、幅広い食品を扱う米国のジェネラルミルズ社が新たにRE100に加わりました。使用する電力を2030年までに100%再生可能エネルギーに移行するといいます。RE100は、事業で使用する電力を再エネ100%にすると宣言した企業による国際ネットワーク。ジェネラルミルズ社は、自社工場でのバイオガス発電に加え、風力発電による電力を購入することで、再エネの比率を高めていくといいます。

バイオガス発電所は、米国、ブラジル、フランスにある3つの工場内で既に稼働中とのこと。一般的にバイオガス発電とは、生ごみや家畜の糞尿を微生物が分解することで発生するメタンガスを燃やして発電したり、そのままガスとして利用したりする仕組みです。同社は生ごみなどの原料が工場内にあるため、効率的なバイオガス発電が可能です。

発表によりますと、ヨーグルトやパン生地の製造工程で出る廃水をバイオガス燃料に変換もしているそうです。米国テネシー州にある工場では、発生する電力と熱をそのままヨーグルト製造に使うことで、化石燃料由来の電力消費を最大20%削減。ブラジルの工場では30%の削減に成功しています。フランスのハーゲンダッツの工場では、発電時に出る熱を温水として使い、天然ガスの使用量を削減しているとのこと。

風力発電に関しては、少し複雑なので、ヴァーチャルPPA(power purchase agreementの略)という電力の契約方法を先に説明します。近年は再エネの導入が企業に求められている一方で、工場などの事業所の近くに風力や太陽光などの発電所がないという場合が多々あります。そのため、先にご紹介したバイオガス発電や太陽光発電のような設備を施設内に設置する企業が増えていますが、そうした自前の設備で必要な電力の全てを賄うことは困難です。

こうしたことから、ヴァーチャルPPAの制度が生まれました。これは、実際に使う電力は既存の電力網から送られてくる電力ですが、再エネ会社に長期間、固定価格で料金を支払うことでグリーン電力証書(REC:Renewable Energy Certificate)を得られるという仕組みです。企業はRECを得ることで、再エネを使用しているとみなされ、事業所の近くに再エネ発電所がなくても消費電力を100%再エネにすることができるのです。ジェネラルミルズ社は2017年に、米国で最も風力発電が盛んなテキサス州で風力発電事業を行うRESアメリカ社と15年間のヴァーチャルPPAを締結しました。2019年には別の発電事業においても新たに15年間の契約を結び、この二つの契約で得られる電力は、米国内の施設で使用される年間電力量の100%に相当するといいます。

米国では既に再エネ100%を達成している同社ですが、海外でも引き続き再エネ発電事業に投資をしていくとのこと。グローバル企業は国の枠を超えて、地球規模での環境対策への取り組みを進めています。

Source:https://www.generalmills.com/en/News/NewsReleases/Library/2020/April/
Photo:ecoist

(エコイスト編集部)

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