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ダノンウォーターズブランドが続々とカーボンニュートラルに

フランス・オーヴェルニュ地方の豊な自然が育んだナチュラルミネラルウォーターといえば、ボルヴィック。ボルヴィックの水源地周辺の大部分は森と湿原に覆われ、その大自然はどの時代も地元の人々によって、また採水地への立ち入りを法律で厳しく規制することで守られてきました。たくさんの人から守られてきたボルヴィックは、2020年6月、地球環境保護に関するポジティブなニュースを3つ発表しました。

1つ目は、Bコーポレーション(以下、B Corp)認証を取得したことです。B Corpとは、米国のペンシルベニア州に拠点を置く、非営利団体B Labが運営する国際的な認証制度で、社会や環境に配慮した事業活動において一定の基準を満たした企業のみに与えられるものです。B Corpを取得することで、「良い会社」を数値化、可視化されるというものです。これにより、「良い会社」であることを対外的にアピールすることができ、信頼できるブランド構築につながるメリットもあるため、パタゴニアやKickstarterなどの世界各国の多くの企業が加入しています。

2つ目は、ボルヴィックがカーボンニュートラルを達成したことです。カーボンニュートラル認証の取得は、製品のライフサイクルカーボンフットプリント(※1)が透明性を持って計算され、炭素の排出量を削減するための炭素削減計画が実施されていることを意味しています。カーボンフットプリントを削減するために、ボトルに含まれるリサイクル素材の割合を継続的に増やしたり(2020年には平均で最大30%)、2020年にボトリング工場での使用電力を100%再生可能エネルギーに変えたり、環境への影響が少ない輸送手段である電車を利用しているとのこと。現在、ヨーロッパではボトルの40%が電車で輸送されており、トラックと比較すると二酸化炭素排出量が10倍も低いということです。これらの取り組みと並行して、パートナーでありプロジェクト開発者でもあるSouth Poleと共に、自然生態系保護プロジェクトに投資することで、世界の二酸化炭素排出量の削減に貢献しています。この投資により、ペルー、コンゴ、ウガンダなどの20億平方メートル以上の森林、流域、生物多様性、地域社会の保護に貢献しているそうです。

3つ目は、2025年までにヨーロッパ全域で100%リサイクル素材に移行することを宣言しました。この目標を達成することにより、バージンプラスチックと比較して、二酸化炭素排出量を最大50%削減することができるとのこと。

ボルヴィックを所有するダノンは、ダノンウォーターズブランドの主要4ブランドを、数年間でカーボンニュートラルへの移行を加速させると2019年12月に発表しています。(evianは2020年まで、Volvicとlanjaronは2025年まで、font vellaは2030年まで)evianは、2020年4月にすでに全世界でカーボンニュートラルを達成しており、今回のVolvicの達成は、同社のカーボンニュートラル計画における大きな前進となりました。あと2ブランドの達成が残っていますが、達成した2ブランドで蓄積されたナレッジにより、達成は早まるのではないでしょうか。

※1
カーボンフットプリント: Carbon Footprint of Productsの略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み。企業と消費者の間でCO2排出量削減行動に関する認識を共有し、可視化された情報を用いて、企業が構成するサプライチェーン間で協力して更なるCO2排出量削減を推進する。

Source:https://www.danone.com/content/dam/danone-corp/danone-com/medias/medias-en/2020/brandnews/volvic-2020-pledge-press-release.pdf
Photo:ecoist

(エコイスト編集部)


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