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サステナブルなウォーターポンプ

2015年以降、毎年7〜8%の経済成長率で推移しているインド。そのいっぽうで、人口の60%が関わっている農業生産に関しては、課題が山積された状態で国の大きな課題となっています。さらに、農家が使用しているディーゼル式ウォーターポンプはインドの電力の20%も消費してしまっていて、常に電力が不足している社会環境的に問題を引き起こしているという報告もあります。

この問題に持続可能な解決方法で対処すべく、アメリカにあるStanley Black&Decker社が農家向けに太陽光発電式ウォーターポンプ(NADI)を開発しました。

ウォーターポンプNADIは太陽光パネルで発電し高効率なモーター技術が搭載され、クラウドとネットワークに接続するためのセンサーを備えたIOTベースの農業プラットフォームが組み込まれています。このプラットフォームにより農家がシステムパフォーマンスを効率的に監視することができ、灌漑による水やりが最適な時期に行えるようになりました。

またウォーターポンプNADIを使用していない時の余剰電力は、市場に売電するというスキームになっています。すなわち、農家は農作業以外でも稼ぐことができるようになり、生計を向上させることが可能になります。

Stanley Black&Decker社のCEOは、今回のNADI開発に関して、次のようにコメントをしています。「今日、世界は重大な社会問題に直面しています。製品とサービスを作る会社として、私たちはこれらの課題に取り組む新しい解決策を創造するために、私たちの資源と専門知識を活用する義務があります」

ウォーターポンプNADIはBlack&Deckerから直接購入することも、インドの販売代理店等から購入することも可能です。また、低所得農家が手頃な価格で購入できるような資金計画サポートも行なっています。Stanley Black&Decker社は、インドのみならず水不足であるアフリカ・南アメリカ・東南アジアへの展開も考えているそうです。

(エコイスト編集部)

2019.06.06