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ウィスキーの容器を再生ペットボトルで

お気に入りのお酒は数年後も数十年後も飲み続けていたいものですよね。エシカルなものづくりが求められる昨今ですが、お酒も同様に環境に優しい商品を、という消費者のニーズも高まっています。

アルコール業界の世界的なリーディングカンパニーのディアジオ北米は、この6月、同社の代表的な銘柄のアメリカンウイスキー、シーグラム・セブン・クラウンのパッケージを100%再生プラスチックボトルに変更すると発表しました。これにより、バージンプラスチックの使用を年間1,000トン近く削減できるといいます。

同社の発表によりますと、変更の対象はペットボトル容器で販売している全てのサイズのシーグラム・セブン・クラウン。1.75l、750ml、375ml、200mlの計4サイズが、2020年6月末から再生プラスチックボトルに変わります。ガラス製のボトルは引き続き販売を続けるとのこと。同社のパッケージングディレクターであるロナルド・ホームズ氏は「リサイクル素材でパッケージを作ることで、ブランドの二酸化炭素排出量を削減し、消費者の意識を高め、業界全体が追随するよう促したい」と話しています。

今回のシーグラム・セブン・クラウンの再生プラスチックボトルへの切り替えは、2020年までにリサイクルコンテンツを45%に増やすとしていたグローバル目標の取り組みのひとつ。同社はシーグラムのほかにも、ジョニーウォーカー、キャプテンモーガン、スミノフ、タンカレイ、ギネスなどといったアルコール飲料を世界中で展開しており、各ブランドでさまざまな環境対策をとっています。

例えば、メリーランド州にあるギネスの醸造所では昨年、複数の缶ビールを持ち運びやすいようにまとめるキャリアケースを堆肥化可能な生分解性の段ボール素材のものに変更。それまでは通常缶ビールで使われている一般的なプラスチック製のリングを使っていました。

また、現在ケンタッキー州で建設中のバーボンウイスキーの蒸留所は、100%再生可能エネルギーで稼働するカーボンニュートラルの蒸留所になるとのこと。ウイスキー作りに欠かせないボイラーは電気式。蒸留所内を走るトラックやフォークリフトなどの車両もすべて電気自動車です。電力は地域の電力会社と長期契約を結び、温室効果ガス排出量がゼロの電力を購入して使用するといいます。蒸留所は北米で最大規模となる見通しで、2021年に稼働の予定とのこと。

名だたるブランドを多数抱え、多様な層のファンを持つ同社の環境への取り組みは、世界中の消費者や同業者を刺激するとともに、環境にインパクトを与えます。お気に入りのお酒が環境に配慮した商品とわかれば、一層楽しく美味しく飲めるというもの。気候変動によって生活スタイルが変っていくとしても、愛着のあるお酒を飲み続けられるように、メーカーには持続可能なものづくりを期待します。

Source:https://www.diageo.com/en/news-and-media/press-releases/
Photo:ecoist

(エコイスト編集部)


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