持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

お湯で溶ける便利なビニール袋

プラスチックゴミの削減のため有料化が義務付けられたレジ袋。コンビニ大手3社のレジ袋辞退率が7割を超えたニュースから、レジ袋が生活必需品では無くなったという方は増えたのではないでしょうか。とはいえ、プラスチック製のビニール袋は、汚れたものや濡れたものを入れるなど、どうしても必要な時がありますよね。そのような場面でも、環境に考慮したビニール袋を使ってみてはいかがでしょう。

香港に拠点を置くスタートアップDistinctive Action社は、見た目はプラスチック製のビニール袋ながらも、水に溶かすことができるビニール袋「#INVISIBLEBAG(インビジブルバッグ)」を開発しました。水に溶かすことができるならば、濡れたものを入れると溶けてしまう!と思ってしまいますが、溶かすことができる水の温度は70℃以上とのことなので、ご安心ください。なぜ、70℃以上のお湯に溶けるのでしょうか?製品サイトによると、洗濯のりにも使われているポリビニルアルコール(PVA)と植物ベースのデンプンが主な原料として使われているため、お湯で溶かすことができると言われています。

また、水に溶かさなくても処分することが可能です。産業用堆肥化条件下である50〜60度であれば、120〜180日以内に90%以上堆肥化され、家庭での堆肥化は25〜30度の温度であるため、堆肥化まで時間はかかりますが、最終的には堆肥化されるとのこと。

#INVISIBLEBAGは水に溶け、堆肥化することも可能な夢のようなビニール袋ですが、本当に環境や人体に安全なの?という疑問を持たれるのも当然です。最近では、海洋プラスチック問題への対策としてプラスチック代替製品が販売されていますが、かえって環境負荷が増えるようなプラスチック代替製品も一部ある、と報じられており、懐疑的になるのも無理ありません。しかし、#INVISIBLEBAGは、第三者であるバイオテクノロジーラボテスト会社Vitargentによる試験で、環境および人の健康に対して安全であると認められています。その他にも、生分解性プラスチックの規格の一種である、ASTM D6400(北米規格)やEN13432(欧州規格)の認証を取得しており、その安全性はお墨付きのようです。ちなみに、日本の日本バイオプラスチック協会のグリーンプラのマークも取得しています。

私たちの生活において、プラスチックが低コストで便利であることは否めません。けれども、様々な用途で使われている全てのプラスチックを、プラスチック代替製品に切り替えることは簡単なことではないでしょう。しかし、マイボトルを使ったり、ペットボトルがリサイクルされて作られた洋服や靴を着用することは簡単です。やるべきことを、やれることから着実に進めていくことが求められています。

Source:https://www.daction.today/
Photo:Distinctive Action

(エコイスト編集部)


おすすめのバックナンバーはこちら
プラスチックみたいな包装材料!?
石鹸で作られた、溶けてなくなるシャンプーボトル

2020.08.31