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イギリスのスーパーで実践するプラスチック削減方法

プラスチック製レジ袋の有料化がスタートして、既に2ヶ月が経ちましたが、皆さんは、どんな感想をお持ちでしょうか?

「マイバックを持つことが習慣になった。」とか、「レジ袋有料化だけでプラスチックゴミ問題は解決するの?」など、ポジティブな意見からネガティブな意見まで様々だと思います。それでも、有料化をきっかけに、プラスチックゴミ問題について考えたり、身の回りにはプラスチック製品が溢れかえっているな、と感じたりする人が以前より増えてくれれば、プラスチック製レジ袋の有料化の意味があったのではないでしょうか。

しかし、そう思ってくれる人が増えるだけでは、深刻なプラスチックゴミ問題は解決しないのは事実です。レジ袋有料化は、確実に削減することに近づく策ではありますが、さらに踏み込んだ施策が問題解決のために求められています。特に、スーパーでは野菜や果物、精肉など、全ての商品が何重にもプラスチックに包まれており、プラスチックを買っているとも言える状態です。

もちろん、プラスチック包装には、衛生面や少量の食材を必要な分だけ購入できるというメリットもあります。しかし、世界にはプラスチックを減らすことを宣言しているスーパーもあり、不可能ではないようです。その一つの例が、プラスチック削減を宣言したイギリスのスーパー「モリソンズ(Morrisons)」です。どうやったらプラスチックが削減できるのかご紹介したいと思います。

まず、モリソンズはイギリスの大手スーパーマーケットの一つであり、イギリス国内では、テスコ、セインズベリーズ、アズダと並び、BIG4とも呼ばれているほど大きなスーパーです。そんな大きなスーパーで実施されている、プラスチック削減の取り組みは4つ。

●再利用可能な紙製のレジ袋を試験導入。紙袋は、責任を持って管理されている森林から供給され、ウェールズの再生可能エネルギーを使用している工場で製造している。エコ発電所で製造している。(紙袋は8つの店舗で2020年8月17日より12週間の試験導入中)
●野菜や果物をプラスチック包装しない販売方法を複数の店舗で試験導入中。(2019年5月より試験導入中)
●店内の魚と精肉、調理済みの肉、チーズの売り場カウンターでは、消費者が持参した容器に入れることを許可する。
●カフェのある店舗では、マイカップを使用すると25ペンスの割引が受けられる。また、マイボトルに水を給水することができる。

これらの取り組みは、モリソンズが掲げているプラスチックパッケージに関する目標の3つ(①プラスチックパッケージを50%削減する、②100%リサイクル可能、再利用可能、または堆肥化可能にする、③リサイクル率を平均30%にする)に基づいて実行されています。
モリソンズが取り組んでいるプラスチック削減方法をみると、よく行くスーパーでこれらの取り組みをしていなくても、プラスチック包装の少ない八百屋で買い物したり、マイボトルを持ち歩き、給水ポイントが分かるアプリで給水したり、個人の選択によって達成できそうです。

自分1人が行動したって変わらないと思う人もいらっしゃるでしょうが、SNSには、プラスチックを減らす行動を発信している人が世界中にいます。彼ら、彼女らと繋がり、みんなで情報を共有し合うことで、同じ考えを持つ人が一人ではないことも実感できます。地球の未来を良くも悪くもするのも、一人一人の選択の積み重ねですから。

Source:https://www.morrisons-corporate.com/cr/corporate-responsibility/in-store-initiatives/
Photo:Morrisons

(エコイスト編集部)


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