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ヴィーガン対応?のサステナブルスニーカー

サステナブルファッションの最前線はスニーカーといっても過言ではないほど、環境に配慮されたスニーカーが登場しています。その多くは、サステナビリティを事業のミッションとした新興企業です。しかし、初めからサステナビリティを意識してプロダクトを生み出すより、すでにあるプロセスの中にサステナビリティを取り入れつつ、プロダクトを生み出す方向に切り替えていくことの方が難しいチャレンジです。そのチャレンジを行っているのが、老舗スポーツブランドのアディダスです。

以前、エコイストでは、アディダスの靴底から靴ひもまでリサイクル可能な単一の素材で作られているランニングシューズ「Futurecraft Loop」についてご紹介しましたが、また新たに環境に配慮されたスニーカーが発表されました。

今回アディダスが発表したスニーカーは、ショーン・ウェザースプーン(SEAN WOTHERSPOON)氏との共同で製作した一足で、「スーパーアース(SUPEREARTH)」と名付けられています。スニーカー好きの方にはご存知かもしれませんが、ショーン・ウェザースプーン氏は、2017年にナイキ主催のスニーカーコンペティションにてデザインした「AIR MAX 1/97」で、優勝を果たし有名になった人物です。

「スーパーアース」のポイントは、動物性成分を使用していないヴィーガンスニーカーであることと、リサイクル素材を使っていることの2つ。スニーカーのアッパーと裏地は、100%リサイクルポリエステルで作られ、靴紐は再生紙、アウトソールのラバーのうち90%は持続可能な天然ゴム、残り10%は廃ゴムが使用され作られています。サステナブルな一足ですが、アッパーには手書きの花が刺繍され、インソールにもEARTHの文字を描くなど、ショーン・ウェザースプーン氏らしい遊び心溢れるデザインは健在です。デザインがイマイチと言われることが多い、サステナブル商品ですが、デザインにもこだわった一足となっています。

さて、ここまで読んで「スーパーアース」を手に入れたくなったかもしれませんが、ちょっと待ってくださいね。サステナブルなスニーカーを手にすることは良いことですが、今まで使っていたスニーカーはどうしますか?もし、今まで履いていたスニーカーを処分するのであれば、捨てる時も環境に配慮した捨て方を選択しましょう。やり方は簡単です。全国のadidas直営店のうち15店舗に設置された「コレクターズ・ボックス(Collectors box)」と名付けられた箱に、要らなくなったスニーカーを入れるだけ。ブランドは問わずに回収してくれて、スニーカー以外の処分予定のアパレルやバッグなども回収してくれます。アディダスのHPによると、回収された商品はパートナーであるI:COLLECTの協力のもと、再利用可能なものとリサイクル(アップサイクル・ダウンサイクル含む)対象のものに分別され、新たな製品へと生まれ変わるそうです。詳細や対象店舗などは、下記URLからご確認ください。

何かを新しく手に入れる時、ゴミとして捨てるのではなく、サーキュラー・エコノミー(※1)の第一歩として、捨てる以外の選択の有無を探すところから始めてみましょう。自分は要らないと思っていても、貴重な資源として使える可能性を秘めているはずですから。

▶︎RECYCLE & REUSE 新たな製品再生と再利用のための TAKE BACK PROGRAM
https://shop.adidas.jp/takeback/

※1
サーキュラー・エコノミー:循環型経済。廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことを指す。

Source:https://news.adidas.com/originals/
Photo:adidas

(エコイスト編集部)


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