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従業員のカーボンネガティブも保証

ネットゼロ(*1)やカーボンネガティブ(*2)へ向けて企業が目標を発表したり実際に行動を起こしたりする中で、最近着目され始めているのが社員一人ひとりのCO2排出量です。事業におけるCO2排出量の削減は徐々に進んできたものの、社員のCO2排出量に関してはこれまであまり考慮されてきませんでした。しかし企業は機械ではなく人間の集まり。社員のCO2排出量は企業の責任とも考えられるようになってきたのです。

そんな観点から、英国のクラフトビールメーカーBrewDog社は8月、およそ2000人の従業員全てがカーボンネガティブであることを保証する、と発表しました。同社は従業員一人ひとりのCO2排出量を算出することを決定。全従業員の排出量の二倍のCO2を大気から除去することで、カーボンネガティブにするといいます。CO2を除去する手段としては、「BrewDogの森」と名付けたスコットランドにあるおよそ8平方キロメートルの敷地に、2022年までに100万本の木を植えると宣言しています。

従業員のCO2排出量の算出には、モバイルアプリのPawprintを採用。Pawprintとは、英国のスタートアップが開発した「エココンパニオンアプリ」です。ホーム、トラベル、食事、その他、の4つの項目に関して質問に答えることで、個人の生活でのCO2排出量を計算することができるのです。例えば、ホームの項目では「暖房に何を使っているか」という質問に対して、ガスや電気、木材などの選択肢の中から自分の生活にあった答えを選びます。トラベルでは、自転車や車、飛行機などの利用頻度、食事に関しては季節の食べ物や輸入食品の購入頻度などを問われ、それぞれに答えることで4項目ごとのCO2排出量が明らかになります。項目ごとの結果が英国での平均的な数値と合わせて表示されるので、生活スタイルを少しずつ変えていく際の参考になりそうです。

2020.10.29