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時速1000キロの次世代交通システム

飛行機より温室効果ガスの排出量が少なく、最高時速は1000kmに達すると考えられている次世代交通システム「ハイパーループ」が実用化にまた一歩近づきました。英国の航空会社などで知られるヴァージングループの傘下のヴァージンハイパーループ社が10月、新たな研究開発拠点を米国ウェストバージニア州に設置すると発表しました。拠点の正式名称はハイパーループ・サーティフィケーション・センターといい、商業展開する車両や輸送システムの認証を行う施設となります。サーティフィケーション・センターの設置は、技術開発を経て実用化を目指す上で、最初のステップになるといいます。

発表によりますと、施設の建設は2022年に開始。システムの安全認証は2025年までに行われ、商業運転は2030年までに開始される見込みとのこと。施設では、ヴァージンハイパーループ社が車両やシステムをテストする傍らで、米国の監督機関が約10kmのテストトラックを使い、ハイパーループシステムの安全基準を確立します。

同社は新たな施設は13,000人の地元の雇用を生み出すとしており、場所の選定においては米国内の17州が招致合戦を繰り広げました。同社は選定理由を明らかにはしていませんが、ウェストバージニア州出身の上院議員ジョー・マンチン氏は、日本のトヨタや日野自動車といった自動車メーカーの工場があり、輸送業界との関係性の深さをアピールしていたことを明らかにしています。同州のジム・ジャスティス知事は「(サーティフィケーション・センターは)投資と雇用、そして驚異的な成長を私たちの州にもたらすことでしょう。今後数年間にわたって永続的なパートナーシップを構築できることを楽しみにしています」と述べています。

2020.11.06