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アルコール飲料ボトルも次々に進化

便利さ故に世界中の人々の生活に浸透したプラスチック。近年はその代償としての側面、すなわち海洋汚染や温暖化といった環境問題との関連が知られるようになり、日常から減らそうとする取り組みが急務の課題となってきました。買い物に使うプラスチックバッグはその代表例として世界的に削減が進んでいますが、アルコール飲料業界でも容器の開発が進められているのです。

ラムの製造で知られる世界最大のスピリッツメーカーのバカルディ社は10月、年間8000万本使用しているプラスチックボトルを削減するため、2023年までに生分解性のボトルを導入すると発表しました。2030年までにプラスチックの使用を100%止めるという同社の目標に向けた取り組みの一つですが、プロジェクトで得られた知見や技術は飲料業界全体で共有していくといいます。

導入予定の生分解性(*1)のボトルの原料は、プラスチック汚染問題を解決する「夢の新素材」として期待されるNodax™ PHA。ヤシや菜種、大豆など植物の種子を原料とした天然の油から生成されるバイオポリマー(生体高分子)で、水と二酸化炭素に分解されるのに従来のプラスチックボトルが400年以上かかるところを、わずか18ヶ月で分解されるといいます。分解と一口に言っても環境によってされたりされなかったり、分解速度が変わったりするといいますが、この素材は土壌やコンポスト、淡水、海水など、環境を選ばないことも他の素材より優れた点だとされています。

2020.11.19