
ステッカーが、フルーツの寿命を倍増させる⁉︎
私は食料品店に行くとバナナを買わずにはいられません。ただ、バナナは一斉に熟しているわけではないので、すぐに全部を食べられず、バナナブレッドを大量に作ることに。そして最終的には捨ててしまうことも。そんな食品の無駄は私の家だけでなく、今や大きな社会問題。米国では食品の30〜40%がゴミになっているとか。中でも果物や野菜の比率が最も高いのです。
スティックス・フレッシュは、この食品廃棄物をステッカーで削減しようとしています。青果物にステッカーを貼ることで、賞味期限を最長2週間延ばすことができるのです。同社のCEO兼共同創設者・ムディー・ソリマン氏によると、開発したステッカーの非粘着面にコーティングされた成分が細菌の成長を抑制。早すぎる腐敗と過剰な熟成を防ぐそう。これまでにステッカーの効果はリンゴ、ナシ、アボカド、キウイ、マンゴーや柑橘類などで確認済み。リスト拡充のため、さらなる研究が進められています。
ソリマン氏曰く「現在、この技術について特許を出願中です。米国食品医薬品局(FDA)から安全(GRAS)と認定され、食品に接触させて使用が可能。また紙製のため、チキータのプラスチック製ステッカーよりも環境に優しい。いずれチキータやドールでも、私たちのステッカーが使われることになるでしょう」
スティックス・フレッシュは、食品ロスの問題に関して、画期的なソリューションとして世界中に広まっていくでしょう。
Source:https://www.stixfresh.com/
Photo:StixFresh
(エコイスト編集部)