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期限に応じて表示が変化するラベル

流通や加工技術の進歩によってバラエティに富んだ食を楽しめるようになった現代ですが、その裏で大量の食品が捨てられていることは既に知られているところです。選択肢を増やした分だけ廃棄物が増えてしまった、という笑えない状況は、到底持続可能な社会とは言えません。選択肢を増やしてもきちんと消費するというのが、地球に対する責任です。そんな現代の食品ロス問題を、台湾の学生グループが新たな商品ラベルを開発することで解決しようとしています。

国立台北科技大学の学生グループが発案したのは、スーパーなどの小売店向けのアイデア「Barcodiscount(バーコディスカウント) 」。賞味期限や販売期限が近づくにつれて自動的に色が変わる商品ラベルです。期限間近の商品の値引き販売は食品ロスを防ぐ有効な手段ではありますが、割引シールを商品に貼る作業は店員の大きな手間になっているといいます。学生たちのアイデアは、食品ロスの削減と同時に、人の手間や時間を減らせるとして、次世代のデザインエンジニアを育てるジェームズダイソンアワード2020で準優秀賞を獲得しました。

同アワードの発表によりますと、Barcodiscountの色が変わるラベルは、経過した時間に応じて色を変えることができるといいます。たとえば、ある商品にシールを貼った場合、有効期限が切れるまで48時間になると、シールの空白部に20%オフの表示が現れます。商品が売れず、期限まで24時間に迫ると、20%オフの表示は自動的に40%オフに変わります。割引率の表示の変化に合わせて、バーコードも変化するので、レジでの打ち間違いや打ち忘れを心配する必要がなくなるといいます。

2020.12.30