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捨てられたチューインガムを集めてリサイクル

 街を汚す、捨てられたチューインガム。しかし正しくリサイクルさえすれば、そのゴミが多様な種類の新製品に再生可能なことを知っていますか?

 歩道や電車、映画館……街中至る所にチューインガムは捨てられ、その清掃のために英国では毎年何百万ポンドもの費用を要しているとか。この世界的なチューインガムのゴミ問題に取り組むため、アンア・ブラス氏は2009年にガムドロップ社を設立。同社によってチューインガムのリサイクルシステムが世界で初めて開発されました。

 ガムドロップ社は、噛み終わったチューインガムを捨てるための専用ゴミ箱「Gumdrop」を設計・運営。そのピンク色の丸い容器を街中の目に付く箇所に取り付け、チューインガムの廃棄物で容器が満杯になり次第、丸ごと回収・処理。ゴムやプラスチック産業で使用可能な新しい化合物「Gum-tec®」を生み出し、ランチボックス、携帯電話カバー、文具、フリスビー、そしてもう一度ガムドロップなどに再生されます。

 Gumdropは、使用開始から12週間でチューインガムのゴミを最大46%減らすことが実証され、清掃費用を年間1万8,000ポンドほど削減可能です。同社は一般の人々に向けてガムのリサイクルを奨励し、そのための教育と啓発も行っています。現在は英国のほか、デンマークにGumdropを設置しており、今後はより世界中の製造業者や企業と協力してチューインガムの廃棄物削減に取り組み、世界規模での技術革新を目指していくそうです。

(エコイスト編集部)

2019.08.16