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エネルギーを「使う」時代から「創る」時代へ

 工場では毎日大量のエネルギーを使用し、多くのCO2を排出します。持続可能な開発目標(SDGs)の実現のために、日本の工場でもエネルギー使用やCO2排出を抑制しようという取り組みが増えているのをご存知でしょうか。

 今年、8月30日に事業活動で使用する電力全てを再生可能エネルギーで調達することを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」への加盟を発表したパナソニックでは、2017年に「環境ビジョン2050」を策定し、2050年までに太陽光発電、燃料電池や今後拡大が見込める水素エネルギーなどの「創るエネルギー」が、生産などの事業活動や、製品を使用する際に使われるエネルギーなどの「使うエネルギー」を超えることに挑戦するとあらためて宣言しました。現在では「使うエネルギー」に対して「創るエネルギー」の総量は1/10以下程度ですが、製品の省エネ性能向上のための技術開発や、ものづくりプロセスの革新で「使うエネルギー」を可能な限り抑制しながら、創・蓄エネルギー事業の拡大や、水素社会など新しい社会システムへの貢献を通じて、クリーンなエネルギーの活用機会を増大させ「創るエネルギー」を拡大していく方針です。

 ビジョンでは目標実現に向けて、二つの方針を掲げています。一つ目は「クリーンなエネルギーで安心してくらせる社会をつくる活動」です。太陽電池や水素貯蔵・供給、蓄電池など、クリーンなエネルギーを活用するための技術開発を進めるほか、電気自動車の蓄電池システムや自動運転、次世代物流・輸送システムなど、エコでスマートな移動・輸送技術を開発し、化石燃料からクリーンなエネルギーへの転換推進に貢献していきます。二つ目は「持続可能な社会を目指した事業推進」です。ブラジルで100%再生可能エネルギー由来の電力の使用する工場を稼働させるほか、2020年までにすべての事業場に太陽光発電システムを設置するなど、資源の有効活用の促進とCO2ゼロの工場づくりに取り組んでいます。

 パナソニックはビジョンを発表した2017年、2012年比でCO2排出量を40%程度削減しました。同社は最終的な目標として、2050年までに、グローバルで消費する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えることを目指しています。

(エコイスト編集部)

2019.10.08