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データセンターの同一敷地内で次世代の循環型有機農業を開始

 インターネットなどのデータ通信を支えるデータセンターは、24時間365日連続稼働しています。サーバやストレージ、ネットワーク機器といったIT機器類を常時稼働させるため、それらの機器が発生させる熱も相当な量になります。機械の故障などを引き起こすため、データセンターにとっては天敵とも言える熱ですが、それを活用して植物や魚を栽培しようという取り組みが始まりました。

 雪と外気を活用して効率的な冷却を行う「寒冷地型データセンター」を展開する株式会社データドックは、水耕栽培(土を使わずに水で栽培する農業)と水産養殖(魚の養殖)を掛け合わせた、次世代の循環型有機農業「アクアポニックス農法」を手掛ける株式会社プラントフォームと共同で、新潟県長岡市の寒冷地型データセンター「新潟・長岡データセンター」の同一敷地内に、植物工場「アクアポニックス長岡プラント」を建設しました。

 農場ではレタスやいちご、わさびなどを水耕栽培するのと同時に、キャビアの生産を目的として、チョウザメの水産養殖を行います。チョウザメの排泄物を養分として有機野菜を育てる循環型農法が行われ、持続可能な農業を実現できるというものです。一般的な土壌栽培に比べて栽培期間が1/2、液肥栽培の植物工場に比べて2.6倍の生産性、LED型の植物工場と比べて初期コストが1/4、ランニングコストが1/10など、収益性が高いことが特徴だそうです。両社では9月から施設の見学も開始しており、システムの外販を行うことでアクアポニックス農法の拡大を目指します。

 生産物については、今秋から長岡市のレストランなどへ順次出荷・販売を開始。今後は、新潟・長岡データセンターとアクアポニックス長岡プラントを運用することで、「サステナブルデータセンター」のモデルケースとして検証・研究を重ね、ノウハウを蓄積することで、日本中の寒冷地で適応可能なビジネスモデルの確立を目指す方針です。

Sauce:https://www.datadock.co.jp/information/news/129.html
Photo:株式会社データドック様

(エコイスト編集部)

2019.10.15