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お金・健康・時間を手に入れる「ゼロ・ウェイスト」生活

皆さんは毎週・毎月どのくらいの量のゴミを捨てていますか?家族4人で過ごす著者が1年間に出すゴミは片手に収まるほどの1ℓのビンに入る程度というから驚きです。ゴミを完全に出さない『ゼロ・ウェイスト』という暮らし方とその毎日を「ゼロ・ウェイスト・ホーム」の本から、覗いてみましょう。

ゴミを完全に出さない『ゼロ・ウェイスト』な生活を送っている著者ですが、以前は高い天井に広い客間、大きな庭、ガレージにはSUV車、大きな冷蔵庫に業務用サイズの大きな洗濯機、と言ったように絵に描いたようなアメリカンドリームな生活をしていました。そんな著者にとってターニングポイントとなったのが引っ越しです。大きな荷物は倉庫に預け、仮住まいのアパートにて生活していた時に「倉庫に入れてあるほとんどの物が実は無くても良かったもの」「物が少ないと好きなことをする時間が増える」ということに気付いたのです。要らない物、これまでに買い揃えたものの実に8割の物を処分し、ゴミを出さない生活が始まったのです。

家庭ゴミは簡単な5つのRステップで減らせる、と著者は述べています。そのステップとは①Refuse(断る)②Reduce(必要なものを減らす)③Reuse(資源化)④Recycle(①②③が出来ないものはリサイクルする)⑤Rot(残りはすべて堆肥にする)の5ステップです。最初の2つはゴミの発生を防ぎ、3番目のRは配慮ある消費、そして残りの2つは出てしまったゴミの適切な処理を目指すものです。これらの単語は誰しもが一度は耳にしたことのある単語たち。しかし、実践まで結びつかないのは正しい方法を知らないからでしょう。本書では台所、洗面所、お風呂場、クローゼット、庭などのパーツごとに筆者の方法を詳しく説明しており、「これなら私でも出来るかも」がきっと見つかります。小さなお子さんを持つ家庭での工夫の仕方や仕事部屋、季節の行事、旅行までゼロ・ウェイストな暮らしのヒントがこの本にはたくさん溢れています。

ゴミを出さない暮らしの最大のメリットはお金、健康、そして時間と著者は述べています。お金、健康、そして自由な時間。この3つは誰しもが「欲しい」と思っているもの。小手先の節約や時間術で手にいれるのではなく、「ゴミを出さない」「ものを大切にする」という生活を手にいれることで無理なくそして気持ちよくお金、健康、自由な時間を手にしていきましょう。

書評:長谷部さちこ
Book: https://www.anonima-studio.com/books/lifestyle/zero-waste-home/
Photo:ecoist

(エコイスト編集部)

2019.11.12