持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

食べて、飲んで、SDGsに触れる居酒屋⁉️

SDGsって何?という方も、ご存知の方も、間接的にSDGsに触れることが出来るお店が東京都上野にオープンしました。店名は「天ぷらとおでんからの、SDGsなお店」という、SDGsを知らない方でもSDGsのことを知るきっかけになりそうな店名です。特に、「SDGsを自分の生活と絡めることは難しい・・・。」とお考えの方は一度足を運んでみて、SDGsが自分の思っているより身近だということを体感してみてください。

 運営元の株式会社EATMOREは、「天ぷらとおでんからのSDGsなお店」にSDGs 17個の目標のうち、3つを掲げています。一つ目は『働き方改革で働きがいも経済成長も』です。同社は、飲食業界の深刻な人材不足の一因として、料理の難しさ、オペレーションの難しさを挙げており、その策として若者や身障者を含む全ての人たちに、働きがいのある仕事を提供することを目指しています。

二つ目は『持続可能な農業で飢餓をゼロに』です。第一次産業では、生産・出荷されるもののなかには、規格外の為、廃棄されてしまう食品があります。しかし、このお店では、提供するメニューの食材は、廃棄予定の食材も使っているのです。廃棄予定食材を使用する仕組みにより、第一次産業に関わる人たちの収入に少しでもプラスになり、やる気にもつながればとも考えています。

三つ目は『フードシェアリングでつくる責任 つかう責任』です。飲食店では料理を廃棄することが多く、フードロスが社会問題になっていますが、このお店では株式会社コークッキングのフードシェアリングサービス「TABETE」を利用して、削減に取り組むそうです。「TABETE」とは、まだ「安全に」「美味しく」食べられるのに、廃棄の危機にある食事をレスキューできるwebサービスです。フードロスが発生しそうになったらTABETEに掲載し、食べたいユーザーとマッチングすればフードロスを防げる仕組みなのです。このサービスでお店側は、廃棄物が削減できる・コスト削減・ブランド力をUPするメリットがあり、購入者は、手軽に社会貢献できる・新しいお店を発見・美味しい食事を安価で購入できるメリットがあります。お店はその他にも、「海洋プラスチック問題」なども考慮し、再利用可能なカトラリーを活用することで、使い捨てプラスチックを無くす努力目標も掲げています。

お店としては、とにかく出来ることを実践していく居酒屋を目指しており、随所に「SDGs」を独自の視点で捉え、メニューづくりや食材の仕入れに力を入れていくとのこと。寒さが厳しさを増すこれからの季節、アッツアツのおでんとサックサクの天ぷらを食べながら、SDGsに触れることで、ほんの少しでも世界を変えていく、それを考えるきっかけとなるお店だと思います。

Photo: 株式会社EAT MORE

(エコイスト編集部)

おすすめのバックナンバーはこちら
日本でも高まる「フードロス」への関心
子どもたちに食事を無償で提供するロンドンの人気店

2019.12.05