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動物性食品ナシでも美味しいラーメン

食生活は習慣や文化により、様々なスタイルがみられます。最近では、環境保護や健康上などの理由から、ヴィーガンやベジタリアンになる方は珍しくありません。日本ではヴィーガンやベジタリアンは、それほど一般的ではありませんが、日本にもヴィーガンやベジタリアンに近しい食文化である”精進料理”が古来より存在しています。諸説ありますが、精進料理は、肉・魚・卵を使わず、野菜や穀物などの植物性の食品のみを使って調理されます。そのためヴィーガンやベジタリアンの方も食べることが出来ます。

精進料理というと素朴でシンプルな料理をイメージしますが、アーネスト株式会社と株式会社リ・バースラボは、禅道場監修による「精進ラーメン禅道 醤油」を発売しました。通常ラーメンは、煮干しや鶏ガラなどの動物性食品を使いますが、このラーメンは「五葷(※1)・動物性食品一切不使用」のカップラーメンです。開発者によると「ラーメンのコクと旨味を五葷と動物性食品を使わずにどう表現するか」、それが商品化にあたり最大の難関だったようです。しかしこの難関は、醤油に昆布と野菜の旨味を染み渡らせ、発酵や酵母といった昔ながらの食の加工技術を使うことで解決したそうです。

もちろん、スープだけでなく上に乗る具材も動物性食品は一切ナシ。お肉は代替肉として注目の「ソイミート(大豆肉)」を使用。ソイミートを入れることで食感が増し、満足感がアップするそうです。そのほか、ちんげん菜・人参・カボチャといった普段ラーメンに使用されにくい素材も入っています。気になるお味ですが、昔懐かしい味わいとのこと。さらに嬉しいポイントは、胃もたれと罪悪感がない点です。カロリーは284kcal(78g)と一般的な即席中華めん(100g当たり445kcal) と比較しても抑えられています

ヴィーガンに対してネガティブな印象を持っている人もいますが、環境に配慮した生活を考えると、意識的に動物性食品を取らない選択をするのではないでしょうか。ヴィーガンやベジタリアンの人たち向けのお店も増えていますので、たまにトライしてみても良いのでは。

※1 五葷(ごくん)
ねぎやニラなど匂いが強い野菜。(仏家や道家により種類は異なる)

Photo:株式会社リ・バースラボ

(エコイスト編集部)

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2020.03.10