持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

続々とパッケージがプラから紙へ切り替え

2019年9月で発売30周年を迎えたロングセラー商品のひとつである「特濃ミルク8.2」。まろやかな甘さが口いっぱいに広がる特長が愛されているキャンディですが、実はパッケージが、2020年3月からプラスチックではなく紙を使用したものに切り替わっていたのをご存知でしたか。

製造元であるUHA味覚糖は、「これからもお客様に愛され続ける商品をお届けしたい」という思いに加えて、これからは、「地球からも愛される商品をお届けしたい」という思いで、「特濃ミルク8.2」のパッケージに紙を使用したとのこと。発表によると、切り替えの対象商品は、「特濃ミルク8.2」「特濃ミルク8.2 塩ミルク」「特濃ミルク8.2 抹茶」の3品。パッケージには、紙が50%以上使用されており、従来のプラスチックパッケージと紙使用のパッケージを比較すると、特濃ミルク3品で年間約14トンのプラスチック削減につながるとのこと(※1)。身近な単位でいうと、「特濃ミルク8.2」一袋で、ストロー1本分(約0.9グラム)が削減されます。パッケージに紙を使用することで、プラスチックが製造、焼却されるときに排出される温室効果ガスの削減に貢献できるそうです。

さらに、パッケージの印刷に使用されているインキは、植物由来原料を使用したバイオマスインキが採用されています。バイオマスインキとは、再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたインク。最近の環境保護意識の高まりから、再生可能な資源として注目されています。バイオマス材料の中でも植物由来の材料は、CO2排出量の削減に効果があるとされているため、CO2排出量削減にもつながるそうです。現在は「特濃ミルク8.2」の主力3品が対象ですが、今後主力ブランドを中心に紙を使用したパッケージに変更する予定とのことですので、期待したいですね。

UHA味覚糖以外のお菓子メーカーも、環境に配慮した動きが活発です。カルビーはスナック菓子「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」のパッケージに紙を使った「クラフト包材」を採用したり、ネスレ日本はチョコレート菓子「キットカット」の外側を紙包装にしたりと、徐々にプラスチック包装から紙へと切り替えが始まっています。お菓子の保存性を考えると、プラスチックが必要な面もあり、一概にプラスチック包装を止めて紙にするべきだとは言えませんが、知恵と技術で再生可能な資源に代替される日も遠くはないのでは。

※1:UHA味覚糖昨年度出荷実績より算出

Photo:UHA味覚糖株式会社

(エコスト編集部)

おすすめのバックナンバーはこちら
書店も脱プラ準備始めます
カゴメもプラスチック問題への対策発表

2020.03.24