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古着で国際貢献

4月は冬服から春服へ、衣替えする季節ですね。衣替えをすると、箪笥の肥やしになっている洋服が出ますよね。その洋服、捨てずに「GAP」に持って行きませんか? なぜなら、着なくなった洋服が国際協力につながるからです。

カジュアルファションブランド「GAP」は、不要になった洋服を回収し、貧困に苦しむ人々を支援するリサイクルプロジェクト「Gap Recycling Project」を行っています。2020年3月1日から5月31日まで、全国のGAPストア(一部店舗を除く)にて実施されています。集まった衣服は、国際協力支援を行う認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパンに寄付され、同団体を通じて古着業者に買い取られます。換金された資金は、ミャンマーとベトナムの貧困に悩む人々のサポートに活かされるそうです。

実はこのプロジェクトは今年で4年目となり、創業者ドリスとドン・フィッシャー夫妻の「Do more than sell close(洋服を売る以上のことをしよう)」という信念のもと行われています。このプロジェクト以外にも、GAPは世界中で、積極的に持続可能社会につながる行動を行っています。

グローバルに展開し、商品生産量の多いGAPが、サステナビリティに取り組むことで、環境負荷が高いアパレル産業を大きく変えることが出来ると考え、具体的には、“GAP FOR GOOD”というプロジェクトを行っており、大きく「水」「コットン」「P.A.C.E.」の3つが柱となっています。

一つ目の「水」は、工場やサプライヤーと協力し製造工程を改善することで、2020年までに100億リットルの節水を目指しています。この節水で実現できる水の量は、50億人分の飲み水に相当するとのこと。実際に、デニムの洗浄に使用していた水の量が、従来と比べ20%減らせるウォッシュウェルという技術を使ったデニムも販売されています。2018年3月のプレスリリースによると、この技術が導入されて以降、1億リットル以上の水を節水したとのことです。

二つ目の「コットン」については、2019年6月に、「GAPが使用するすべてのコットンを、2025年までにより持続可能な供給元から調達する。」と発表しています。2016年には、サステナブルなコットンの生産を目指すベターコットンイニシアチブ(BCI)に参画しています。また、GAPだけでなく、グループのブランド(Old Navy・Banana Republic)のコットンも、より持続可能性の高い供給元から調達することも約束しています。

三つ目の「P.A.C.E.」は、Personal Advancement & Career Enhancementの略で、消費製造に携わる女性たちをサポートする取り組みを行っています。彼女たちが必要とするライフスキルやキャリアにまつわるトレーニングを提供し、個人的な能力を向上させることを目指すものです。2007年の立ち上げ以来、17か国で50万人を超える女性がP.A.C.E.プログラムを受講しています。

アパレル産業も大きな転換期を迎えています。ドン&ドリス・フィッシャーがGAPを創業した1969年とは、経済状況や気象問題は変わっていますが、これからもGAPは持続可能な方法を使い、良い商品を作ることに変わりないでしょう。

Photo:Gap Japan

(エコイスト編集部)

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