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新しい食スタイルに対応したバーガー

ecoistでは、動物性食品・五葷(ごくん ※1)不使用のカップラーメンや、プラントベースの代替肉を紹介してきました。これまでは、自宅で楽しむ植物性食品が多く登場していましたが、ついに、全国チェーンのモスバーガーから動物性食材と五葷を使用しない「グリーンバーガー」が登場し、全国発売がはじまりました。

グリーンバーガーは、原材料に動物由来のものと、臭いの強い五葷を使わずにつくられていますが、オリジナルパティは動物肉の食べ応えが実現されています。肉の旨味はしいたけエキス、肉のほぐれ感はこんにゃくで表現、玉ねぎの甘みや食感の代わりにキャベツを加えるといった工夫によって食べ応えが再現されているのです。また、パティだけでなく、トマトベースのソースにはニンジンやゴボウで食感を出したり、バンズにはしっとりとした食感を出すため豆乳クリームをバター状にして加え、ほうれん草ピューレーを練り込んだりすることで野菜の甘みが感じられるようにするなど、食材と美味しさがとことん追求されています。商品開発には合計で1年半かかったそうで、開発者の苦労がうかがえます。

グリーンバーガーが開発された理由は、フードダイバーシティにより、食文化や食習慣、あらゆる思想、老若男女、外国人の方など、市場規模が拡大していることが関係しています。欧米では、無理をせず健康でありたいといった“フレキシタリアン”(※2) という新しい食スタイルが広がっています。日本でも、自身の健康面に配慮したり、食事の選択が環境にどのような影響を与えるのかを考えたり、食を見直すライフスタイルが取り入れられ始めました。こうした多様化するニーズに応えるため、新たな食の選択肢として「グリーンバーガー」が開発されたそうです。

グリーンバーガーは、2020年3月26日から東京都と神奈川県内の計9店舗にて先行販売され、動物性食材を使用しないバーガーの商品化に対する喜びの声や、全国販売の要望が多数寄せられるなど、大きな反響があったそうです。

実際にグリーンバーガーにトライしてみたところ、動物由来のものを使っていないと分かっていながらも、脂っこくないパティを食べているようでした。むしろ、動物由来のものを使用したパティより、野菜の旨みをより濃く味わえる気がします。現在では、全国のモスバーガーで発売されていますので、気軽に”フレキシタリアン”を実践してみてはいかがでしょうか。

※1
臭気の強い五種の野菜。仏教では大蒜(ニンニク)・小蒜(ヒル)・興渠(ニラ)・慈葱(ネギ)・茖葱(ラッキョウ)の五種、道家では韮(ニラ)・薤(オオニラ)・蒜(ニンニク)・蕓薹(アブラナ)・胡荽(コエンドロ)の五種をいい、これを食べると淫欲・憤怒が起こるとして禁じた。(大辞林 第三版)

※2
フレキシタリアン:フレキシブル(柔軟)と、ベジタリアン(菜食主義者)をあわせた造語で、肉や魚も食べる柔軟なスタイルのベジタリアンのこと。

Photo:株式会社モスフードサービス

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2020.06.09