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環境配慮と利便性を両立した「チューブな紙パウチ」

世界規模で広まる環境配慮や省資源化推進の流れから、環境負荷を低減したパッケージの需要が高まっています。身の回りでも、お菓子の包装紙に紙素材が配合されたり、包装に再生プラスチックが使われたりしていることにお気付きでしょうか?

これまで、パッケージに紙を配合するといった環境負荷低減対応は、食品メーカーに多くみられていましたが、ついにトイレタリー製品でも紙素材を使用したチューブ型パウチを凸版印刷株式会社が開発しました。

凸版印刷の発表によると、消費者の利便性向上と、省資源化による環境配慮を両立し、チューブの使いやすさとパウチの絞り出しやすさを両立させた新機能パッケージ「チューブな紙パウチ」を開発しました。

「チューブな紙パウチ」の特徴は3つ。1つ目は、胴部に紙素材を使用することにより、歯磨粉などに使用されているラミネートチューブと比較して、プラスチック使用量を50%削減し、省資源化を実現している点です。また、ヘッド部の素材の見直しにより、プラスチック使用量を65%まで削減することも可能とのこと。

2つ目は、従来のラミネートチューブより中身が容易に絞りやすくなっている点です。従来のラミネートチューブの胴体厚みが0.3mm前後であるのに対し、本製品は0.1mmに設定されているため、絞りやすくなっているのです。また、絞り口のプラスチックパーツを水平に設計することで、従来のラミネートチューブと比較して内容物を最後まで絞り出しやすくなっている点も従来と異なり、消費者としては嬉しいポイントです。

3つ目は、紙素材を使用しながらも高いバリア性能を持つという点です。これは、胴部の内側に凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ、透明バリアフィルム「GL BARRIER」※1を使用することで、容器全体のフルバリア化を達成しています。

「チューブな紙パウチ」は、食品・トイレタリー・医薬分野にむけて、2020年度中に本格的な販売を開始するとのこと。近い将来紙素材チューブに入ったハンドクリームや生姜チューブが一般的になるかもしれません。今まで使っていたプラスチック製容器の利便性を活かしながらも、環境負荷の低い紙パッケージにシフトする未来が近づいています。

※1
GL BARRIER:凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称です。
独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されています。

Photo:凸版株式会社

2020.06.04