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昆虫食??を昆虫食!!へ

近年、FAO(国連食糧農業機関)の報告書がきっかけとなり、昆虫の栄養価の高さや、環境負荷の低さなどに、注目が集まっています。しかし、どこか消去法的な寂しさも感じてしまいます。人口急増で、食べものが無くなるので”仕方なく”虫を食べよう。地球上の資源は限りあるので”仕方なく”虫も食べよう。もちろん、そういう切り口も仕方ないとは思います。ただ、それでは何か寂しいような。嫌々なら食べなくていいよ。虫に対しても失礼じゃない?って思うのですね。

こう考えるのは、地球を愛し、探究し続けるチーム「ANTCICADA(アントシカダ)」。アントシカダは、昆虫食の開発や販売、全国各地の様々なイベントやレストランにて昆虫料理を提供しています。昆虫というと、ゲテモノや害虫など、ネガティブなイメージが強く描かれてしまいますが、アントシカダはこのイメージに一石を投じようとしています。昆虫を食材として真正面から向き合い、その魅力を持って昆虫食をポジティブなものに変えていこうと活動しています。

昆虫食の固定概念を払拭すべく2020年6月から、東京・日本橋馬喰町にレストラン「ANTCICADA」をオープンさせ、コオロギラーメンや日の目を浴びていない昆虫たちを使ったコース料理を提供しています。すでに、コオロギラーメンやコオロギ醤油などの製品を販売していますが、さらに昆虫の魅力を伝えるため、「コオロギビール/Cricket Dark Ale」の発売をスタートさせました。

コオロギビールは、国産コオロギを使って製造された黒ビール(※1)です。コオロギビールの原料は、こだわりの国産コオロギを使用しています。太陽グリーンエナジー株式会社のフタホシコオロギを使用し、福島県にあるファームにて、室温・湿度管理を徹底した最適な環境下で、社員食堂のロスで出る野菜などを餌に育てられています。収穫後も、丁寧な洗浄と熱処理を加えているため、安心安全に飲むことが出来るそう。

そして、一番気になるのは味と香りですよね。コオロギビールはクリーミーな口当たりで、もっちりとした泡が特徴的とのこと。また、コーヒー・カカオ・カモミールのような香りが先行し、口に含むと苦味とコク、キャラメルのような余韻が続くそう。原料にコオロギを使っていると言われないと気付かないほど、旨みが詰まっていそうですね。実際にコオロギビールを飲んでみたいという方は、先行発売していますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

昆虫食というと視覚的な情報に引っ張られてしまいますが、他の食材同様、味の魅力が隠されています。“仕方なく”食べる昆虫食から、料理を選ぶ時の選択肢の一つになれば、消費者である私たちの食事もさらに楽しくなりそうですね。

▶︎コオロギビールプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/265644

▶︎NTCICADAオンラインショップ
https://antcicada.shop/

※1
酒税法上、コオロギはビールの副原料として定められていないため、「発泡酒」の分類となります。

Photo:株式会社Join Earth

2020.06.16