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コーヒーかすをアップサイクル

コーヒーをドリップした後、どうしても出てしまうコーヒーかす。コーヒーかすは、消臭剤などとして再利用する方法がいくつかあります。チェーンのカフェでも、コーヒーかすを堆肥に再利用しているところはありますが、日本で初めて、コーヒーかすをアップサイクルして作られたボディ用スクラブが誕生しました。

この日本初のコーヒーかすを使ったボディスクラブ「ハグブラウン・エスプレッソボディショット」は、サステナブルコスメを手がける株式会社OGICOによって、開発・販売されています。発表によると、東京都渋谷区にあるコーヒースタンド「THE LOCAL COFFEE STAND」で提供されているエスプレッソコーヒーを抽出した後のコーヒーかすを、その日のうちに回収し、新鮮な状態で原料化しているとのこと。なお、ドリップコーヒーより、エスプレッソコーヒーの方が豆の挽き目(粒の細かさ)が細かいため、スクラブに向いているのだそうです。

また、「ハグブラウン・エスプレッソボディショット」は、その他の原料にもこだわって作られています。全て植物由来の原料のみで作られており、シリコン・パラベン・動物性原料・合成着色料・合成香料も不使用とのこと。そのうえ、動物実験も行われていません。

そして、プラスチックやその他ゴミがなるべく出ないようなデザイン設計が徹底されています。容器にはガラス瓶が採用され、薬事法上必要な明記事項を全てプリントすることにより、化粧箱に入れる必要がカットされています。さらに、瓶の蓋が開かないようにするプラスチックフィルムによるシーリングもカットされ、梱包材に使用するガムテープは、紙だけでできているものを使用することで、段ボールと一緒に資源ごみとして出すことが出来るという徹底ぶりです。加えて、薄紙・ステッカーは環境に優しいと言われているソイインクで印刷され、印刷を依頼するたびに賛同しているnoissueのエコパッケージアライアンスによって(※1)指定した地域へ木が1本植えられる仕組みになっています。

「ハグブラウン・エスプレッソボディショット」は、原料からデザインに渡るまで、環境への配慮が細かく設計されています。環境に配慮したものづくりへの想いもさることながら、ブランドフィロソフィーも同様に、『美しさと醜さが同時起こってしまう美容プロダクトをやめにして、環境へ配慮していることが消費者にとって当たり前、もっとその先の無意識レベルまで持っていきたい。(一部抜粋)』と、これまでの美容業界の商習慣ではいけない、美容と環境配慮を両立させるべきという、熱い野望・希望が述べられています。

メーカーが変わるには、私たち消費者の声も必要です。環境への配慮を後回しする消費行動をそろそろ変えなければ、楽しむ余裕もない地球環境が訪れてしまう可能性の方が高い状態です。手元にあるスマートフォンを使えば、環境にも配慮し、性能、デザインともに優れた商品が瞬時に見つかります。環境に配慮した行動は難しいことは何もありません。まずは、検索することから始めてみてはいかがでしょうか?

▶︎ブランドサイト
https://hugbrowne.com/

※1
noissue:持続可能なパッケージを提供する包装会社。エコパッケージングアライアンスは、生物多様性を復活させるために森林に木を植える活動。

Photo:株式会社OGICO

(エコイスト編集部)


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