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遊ぶ楽しみをよりサステナブルに

世界で最も愛されているブロックのおもちゃといえば、”LEGO(レゴ)”ではないでしょうか。デンマーク語で「よく遊ぶ」という意味の2つの単語「leg godt」の略語であるネーミングで、1932年に設立されたレゴ。

子ども向け以外にも、より精密に再現された車や建物を作れるものから、ロボットのように動かせるギミックを搭載しているものまで、大人になっても楽しんでいる人が多いのです。そのレゴ社から、商品だけでなく、社会や環境にも力を注いでいくと、発表がありました。

レゴジャパン株式会社の発表によると、レゴグループが持続可能性と社会的責任の取り組みを加速するために、継続的なコストと長期的な投資に最大4億ドルを拠出する計画するとのこと。この最大4億ドルの投資は、遊びを通して学ぶことで子どもたちにインスピレーションを与えることや、社会的・環境的な活動に焦点を当てた行動(例えば、ビジネスをより循環的にすることや、カーボンニュートラルを達成すること)に使われるそうです。

この発表に対する具体的なレゴグループの取り組み目標は、以下の通りです。
<子どもたちに対するコミットメント>
• 世界27ケ国のグローバルおよびローカルコミュニティプログラムを通じて、毎年800万人の子どもたちに手を差し伸べます。これによって、子どもたちに遊びをもたらすことに焦点を当て、彼らが生涯のスキルを開発し、持続可能性について学ぶのを助けます。

• 200万人の親と保育者に対して、2022年末までに生涯にわたる遊びの利点について、子どもに教育できるようなプログラムを提供します。

• デジタルでの関係に焦点を当てながら、子どもたちへの責任ある関係性を引き続き基本とし、レゴグループのすべてのデジタルエクスペリエンスにわたって彼らの権利と安全を保護します。

• デジタルの安全性について親が子どもに話すよう働きかけ、支援することを目的とした最新のキャンペーン、”Small Builds for Big Conversations”は、これまでに2000万人以上の大人に届きました。

<環境に対するコミットメント>
• 2022年末までにカーボンニュートラルな製造事業を実現し、製造事業を展開するすべての地域で再生可能エネルギー100%としていきます。

• さらに2カ国で新たにLEGO Replay(不要になったレゴを回収し、寄付する取り組みのこと)を2022年末までに立ち上げます。レゴグループは、より循環性の高い製品とパッケージを設計する取り組みの一環として、エレンマッカーサー財団ネットワークと協力していきます。

• 2025年の終わりまでに埋め立て地へ利用される廃棄物を無くします。

• 2025年までの目標として、すべての製品、パッケージ、およびオペレーションで使い捨てプラスチックを取り除き、すべてのパッケージを100%持続可能なものにします。これには、すべてのオフィス、工場、および店舗の協力も含まれます。

• 2030年には、すべての製品を持続可能な素材で製造します。

<人とコミュニティに対するコミットメント>
• レゴグループのビジネス原則に基づき、引き続き、レゴグループで働く人やその子どもを含むレゴ製品の生産に関わるすべての人の権利と幸福を保護します。

• レゴグループの職場を包括的、安全かつモチベーションあふれる職場にすることに注力します。

• 社会的闘争と地球規模の危機の影響を受けた子どもたちと地域社会に対する支援を続けます。レゴグループは、黒人の子どもたちを支援し、すべての子どもたちに人種的平等について教育することを専門とする組織に、追加で400万ドルを寄付し、人種差別と不平等に対する黒人コミュニティへの支援を表明しました。

レゴグループの持続可能性社会への取り組みは、すでにスタートしており、レゴが入っているプラスチック製ビニール袋を段階的に廃止するために、2021年からは、森を守るマークであるFSC認定(Forest Stewardship Council)を受けたリサイクル可能な紙袋が試験的に導入されるとのこと。

長く世界的に愛されているレゴブロックですが、発表されたサステナビリティ目標に真摯に取り組むことで、消費者からはさらに長く愛されることでしょう。

Photo:レゴジャパン株式会社

(エコイスト編集部)


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