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パイナップルの葉から生まれた代替レザー

あめ色に輝く革は、高級感と上品さを演出するため、鞄や財布などに使われることが多いですが、革を染める際に使用される大量の水が環境汚染を引き起こしています。また、革産業だけでも製品のために殺傷される動物が全世界で年間10億頭を超えたりするなど、本物の革製品を使うことは、世界が目指す持続可能という目標とは方向性が異なってきているのです。このような状況を捉えて、動物の代わりにサボテンやリンゴなどの植物から生み出した素材を使用するなど、革産業も大きな変革を進めています。そして、この度、日本の会社がパイナップルを素材にした代替革を使用したブランドを発表しました。

北海道・札幌拠点を構える株式会社ensemble.は、エシカルブランド「a.eco(エーエコ)」をスタートすることを発表しました。ファーストデザインとなる「a.eco bag」は、これまで廃棄されてきたパイナップルの葉を使って作られた「ピニャテックス」という生地から作られています。ヴィーガンレザーとして、「ピニャテックス」は世界的に注目が集まっている素材です。

そもそもピニャテックスは、スペイン人のカルメン・ヒホサさんが、フィリピンの現地にあるもので「動物の革の代替品」を作りたいと思いたち、約7年の開発を経て完成させた素材です。ピニャテックスを開発した結果、フィリピンでは雇用が創出され、本来廃棄されていたパイナップルの無駄な部分から生成されるヴィーガンレザーを販売するという、持続可能なビジネスモデルを生み出したのです。世界的ラグジュアリーブランド「CHANEL」も、ピニャテックス製の帽子を発売するほど、その注目の度合いは高まっています。ピニャテックスについて、エシカルブランド「a.eco」は、『丈夫な素材のピニャテックスは、ポリエステルやプラスチックなどの石油系の繊維とは、別の選択肢を増やす一手にもなりうると確信し、商品づくりを進めています。』とのこと。

2020.10.07