持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

絵本で海洋ゴミ問題を知るきっかけを

海洋ゴミ問題解決に向けて、多くの国でプラスチック製ビニール袋や使い捨てプラスチックの使用を禁止し始めていますが、開発途上国では、ゴミ処理インフラが整っていないことが多く、そういった地域にゴミ箱を設置しても回収されることがありません。そのため、場所を選ばぬポイ捨てが常識となってしまっているのです。海洋ゴミ問題の8割はポイ捨てされたゴミと言われています。しかも、ポイ捨てしたゴミが地球に対しどのような悪影響を与えるか知らないという、つまり教育が行き届いていない状況です。

こうした海洋ゴミ問題の原因の一つであるポイ捨てを、絵本を使い、ポイ捨てが地球や海洋生物に与える影響を知ってもらうことで、海洋ゴミ問題の根本的解決を図りたいと、大学生の有志が集まったプロジェクトがクラウドファンディングサイトで立ち上がっています。絵本「つなげ ビニーのゆめ」プロジェクトは、神戸大学の南大樹さんがプロジェクトリーダーを務め、SNSを通じて集まった全国各地の大学生も協力し実施されています。

絵本の主人公はごみ袋の「ビニー」。海に捨てられたビニーはクジラと仲良くなりますが、突然、苦しみだしたクジラが心配で口の中に飛び込んでみると・・・。その後、ビニーは、リサイクルされてごみ箱に生まれ変わり、美しくなった海を見届ける-という物語。巻末には、親子で理解を深められるよう、環境の悪化が地球にどんな影響を与えるのかをイラストで示した特集入れられています。

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で集まった資金は、リターンとして届けられる絵本の製作費と、海外の子どもたちに届けられる絵本の製作費、輸送費として使用されます。絵本は、各大学の大学生や国際協力をされている方の協力によって、環境問題について学ぶチャンスが無い子どもたちに届けられる予定とのこと。

クラウドファンディングのプロジェクトページの最後に、『私たちは、「子どもたちの未来に何を残すか」を考えて、活動に取り組んでいます。』という一文があります。大学生が本気で環境問題を解決し、未来に美しい地球を残そうと、コロナ禍においても精力的に活動しています。みんなが知り、一人一人が行動を起こしたり、声をあげたりすれば、社会を変えることは出来ます。環境問題についてみんなが知ることを支援すること。それも、環境問題解決に貢献している行動です。

▶︎CAMPFIRE プロジェクトページ
https://camp-fire.jp/projects/view/314220

Photo: つなぐ図書

(エコイスト編集部)


おすすめのバックナンバーはこちら
お湯で溶ける便利なビニール袋

2020.10.16