持続可能社会をみんなで

menu
English/Japanese
ecoistecoist

レザーもフェザーも同じ倫理観で

昨今、パイナップルの葉が原料になったパイナップルレザーや廃棄されるリンゴを原料に使ったアップルレザーなど、リアルレザーでなくとも、レザーを楽しめるようになってきました。リアルレザーを使わない流れは、高級ブランドが相次いで毛皮の使用をやめるだけでなく、毛皮動物の飼育禁止や毛皮の輸出入禁止の規制措置が取られるといった状況への対応なのです。レザーに使用される毛皮動物に対する動物愛護は高まりつつありますが、ダウンジャケットに詰められているアヒルの羽毛については、レザーほどは注目されていません。しかし、商品のためだけに羽毛を搾取され続けているアヒルがいることは、倫理的にどうでしょうか?

イタリア・ミラノで誕⽣した「SAVE THE DUCK」は、動物愛護と環境保護を理念とし、世界中で⽻⽑を搾取され続けているダック達を守るべく、最先端技術を⽤いて開発された循環可能な再⽣素材を主原料としたモノ作りをモットーにしているブランドです。商品のパディング(詰め物)には、ダウンフェザーに代わる新開発素材「PLUMTECH®(プラムテック®)」を使⽤しています。PLUMTECH®は、「軽さ」、「暖かさ」、「柔らかさ」に優れており、その性能は、⾼級リアルダウンに負けない機能性を備えているとのこと。また、一部商品には、リサイクル素材を使⽤した「PLUMTECH®」や、表⽣地に帝⼈フロンティアグループのリサイクル繊維を使⽤している製品が展開されています。

SAVE THE DUCKは、ヨーロッパや北⽶においてエシカル消費意識の⾼い⼈たちに多く⽀持され、アウターウェアブランドとして人気を博しています。そんなSAVE THE DUCKが、日本公式オンラインストアサイトを9月末にオープンさせました。秋冬のコレクションは、インド・カシミールのラダック渓⾕やヒマラヤ⼭脈の偉⼤さ、チベットの⼤⾃然と伝統⽂化などから得たインスピレーションが反映されたデザインとなっています。また、ある1つの国をコレクションのテーマに掲げ、実際に訪ねて地場の文化や生活に触れることで得られたインスピレーションをデザインに落とし込んでいくというユニークなスタイルを持つ「F /CE.®」のデザイナー、⼭根敏史⽒とコラボレーションしたカプセルコレクションも登場するそうです。

リアルダウンは軽くて暖かく、極寒の地では重宝することでしょう。しかし、リアウダウンと同等の素材が開発され、犠牲を出さずとも製品が成り立つのであるならば、ダック達への暴力的な搾取はやめるべきではないでしょうか。動物や立場の弱い人を犠牲にして成り立つ社会から、動物も人も、何も犠牲にせずに成り立つ社会へと変革していきましょう。

▶︎ SAVE THE DUCKの⽇本公式オンライストア
https://savetheduck.jp/

(エコイスト編集部)


おすすめのバックナンバーはこちら
パイナップルの葉から生まれた代替レザー

2020.10.21