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残糸・残布に着目したアパレルブランド

アパレル業界の過剰在庫問題は、だいぶ以前から課題とはなっていました。しかし、製品の過剰在庫の処分に目が行きがちですが、生産する工場にも製造過程で使用した糸や布が余り、こちらも大量に捨てられているという現状もあるのです。この点に目をつけ、生産の過程で生まれる残糸・残布から、衣類を生産するプロジェクト「RYE TENDER(ライテンダー)」が2020年秋冬シーズンより始まりました。

このプロジェクトは、生産プロセスが、これまでのアパレル業界と異なった特徴的なものとなっています。それは、アパレル業界ではマーチャンダイジングと呼ばれる、販売目標を達成するために、商品の仕入れや価格設定、販売の方法、お店での陳列方法、販促方法などを計画して実行する手法が取られてきました。しかし、RYE TENDERは、破棄されるはずだった残糸・残布といった原料を起点に商品開発を行い、生産規模を決めています。また、デザインに合わせて素材を選ぶのではなく、素材の持つ本来の魅力を引き出すデザインを採用している点も、特徴の一つと言えます。余り原料を使用すること、そして、流通の過程を一元化することにより、市場の一般的な価格よりも低い価格設定が可能となっているそうです。

2020.11.13